とうえいブログ
3月28日(土)開催の第35回 リウマチ病診連携の会にて座長に御推挙頂きましたので講演1のセッションを務めて参ります<(_ _)>。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【講演Ⅰ】では関節リウマチと関節エコーのオピニオンリーダーであります大阪公立大学医学系研究科 運動器変性制御学 特任教授の岡野 匡志 先生に御講演頂き、【講演Ⅱ】におきましては神戸大学 膠原病リウマチ内科 病院教授の三枝 淳 先生に御講演頂く予定です。当日は座長職を務め最新の関節エコーの話題とリウマチ学を学んで参ります<(_ _)>。
*3月28日は病診連携の会の世話人会に出席の為 受付時間が午後2:30までとなり初診予約外来は休診となります。患者様みな様にご迷惑をお掛け致しますがご理解の程よろしくお願いいたします。
2026-03-08 20:53:00
コメント(0)
もっと読む...
折りたたむ
大阪で開催されましたリンヴォック全国講演2026に参加 聴講して参りました。
JAK阻害剤 ウパダシチニブ(リンヴォック®)につきまして最新の知識を習得し『今も、この先も』安全に有効に使用すべく御高名な先生方の御講演を聴講して参りました。全国から350名以上のリウマチ専門医の先生が現地参加されており、最新のリンヴォックの有用性と今後の課題について講演されました。
リンヴォックは現在世界で約300万人に処方され、本邦では21100人に投与されています。2020年の発売から登録された2771例(当院の患者様も登録)の安全性有効性の全例調査結果も報告され驚くべきはメトトレキサート併用率が50%以下の44%とかなり低く、逆にグルココルチコイド(GC⇨経口ステロイド)の長期処方率が60%と(◎_◎;)の報告でした。
大阪公立大学 膠原病リウマチ内科 講師の渡部 龍 先生の御講演にてウパダシチニブ(UPA)5年間にわたり生物学製剤の代表格とされるTNF製剤のアダリムマブ(ADA)に上回ったとされるSELECT-COMPARE Studyが紹介されました。
この大規模臨床試験においてもかなり経口ステロイド(グルココルチコイド)の処方率が60%と相当高く、また治験参加患者の平均年齢が54歳と若い患者群の印象でした。結果的には5年間の長期に渡りUPA群の有効性がADA群を上回り、①UPA継続群 ②ADA継続群 ③PBO(プラセボ)⇒UPA群 ④ADA⇒UPA群 ⑤UPA→ADA群の5群に分けた臨床試験でも①UPA継続群が最も高い効果得られたとお話されました。
安全性においても帯状疱疹と肝障害 CPK高値 リンパ球減少がUPA群に多く見られるも重篤感染症 悪性腫瘍 心血管イベント 深部静脈血栓症はADA群と同等でありUPA群において5年間の長期に渡り悪性腫瘍や心血管イベント 深部静脈血栓症のリスクは上昇せずADA群と同等であったと講演されました。その他 渡辺先生が自院で行った大規模臨床試験で難治性RA患者に顆粒球/リンパ球比率が関連し比率が高値である程 JAK IL-6製剤が有用であった論文も紹介されました。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/41212522/
⇒大規模試験で
難治性RA患者に
顆粒球/リンパ球比率が関連 高値程
JAK IL-6製剤が有用.
続いて産業医科大学の膠原病リウマチ内科 教授の中山田真吾 先生から難治性関節リウマチ:D2TRAに至らない為にはどうすれば良いか?PhaseⅡで寛解を得られない患者がPhaseⅢでの治療も失敗し寛解に至らないと更に難治化しD2TRAに引きずり込まれてしまう事からPhaseⅢでの薬剤の選択が大変重要とお話されました。
中山田先生が自院で行った臨床試験においてTNF製剤群 IL-6製剤群 CTLA-Ig群 JAKi群と4群間でPhaseⅢの治療成績を24週まで評価され、継続率は4群間でJAKi群が最も高く24週時点の寛解率も4群間でJAKi群が最も高かった事も報告されました。またUPA群と非UPA群(TOF BAR)との比較では寛解維持率は同程度であるも24週時点でCDAI改善率と寛解率がUPA群において有意に高かったとお話されました。
結論としてb/tsDMARDを投与された4群間で有害事象の発現率に有意差無から第1段階(PhaseⅡ)にてb/tsDMARDに反応しないRA患者においてJAKiでも特にUPAを選択することで疾患活動性を効果的に改善できる可能性がありUPAの有効性と安全性を更に明らかにする為には今後 大規模臨床試験が必要であるとお話されました。
続いて東邦大学 膠原病内科 教授の亀田秀人 先生の講演ではD2TRAに長期グルココルチコイド処方がリスクファクターである論文を紹介 UPAを投与する事でグルココルチコイドの減量・中止が可能とお話されました。
610例の関節リウマチ患者から複数のBio/JAKを使用した104例から難治性D2TRAに至った43例と寛解した61例を解析したところD2TRA群が寛解群に比して有意にグルココルチコイド(GC)の処方期間が長く、更に1年間難治性D2TRA病態が持続した患者32例とD2TRAから脱却できた29例+非D2TRA43例合計72例を更に比較解析したところ...
こちらもD2TRA持続群が有意にGCの継続率が高い結果となり1年間D2TRA持続例 VS D2TRA脱却+非D2TRA例においてもCRP改善率とSDAI寛解率が有意にD2TRA持続群が低くGCの漫然投与と最も強く関連したと報告されておりました。結論においてもGCの長期処方を『The factor most strongly associated with pD2T-RA status』⇒医師に由るGCの慢性的投与が持続的D2TRAのmost strong fatorと表現されていたのが大変印象的でありました。
あっという間の3時間の講演会でリンヴォックの長期に渡る有用性と安全性も含めて明日の実臨床から役立つ大変有用な講演でありました<(_ _)>。
2020年4月の発売と同時に当院の多くの難治性リウマチ患者さんにリンヴォックを投与し劇的著効例が数多く見られました。発売以降100例以上の患者様に投与し現在も64例と当院のJAK阻害剤の中で最も多く、一方でその内の
多数が高齢者であり(*本邦のリウマチ患者の70%が65歳以上の現状から)重篤な感染症が少ないながら散見(⇒上記のSELECT-COMPARE 5年長期安全性試験の平均年齢が54±12歳から重篤な合併症が少ない傾向?)され中止後は全例回復するも、易感染性の高齢リウマチ患者に対しては関節エコー寛解前の『低疾患活動性の段階』でリンヴォックの減量(⇒深追いすると有害事象リスク上昇)が重要と(私見ですが)考えております。
またSELECT-COMPARE試験の経口GCの投与率が60%とかなり高率であり、私見でありますが、GCの長期処方が持続性D2TRAの【most strong fator】であれば、D2TRA回避の為の生物学製剤 JAK阻害剤の選択も大変重要でありますが、如何に経口GCを最初からリウマチ患者に使用しないかの工夫(例えば代用策として関節注射の施行)も重要であると…
米国リウマチ学会ではリウマチ治療ガイドラインに経口GCは削除され、欧州リウマチ学会でも1カ月以上経口GCを使用する場合はリウマチ専門医として治療失敗と強く表記され(-_-;)…
⇐新専門医証(4回目認定)
日本リウマチ学会 理事長で現在 産業医科大学 特別教授の田中 良哉 先生も様々な学会や講演会で『だらだらと経口GCを使用しては絶対いけない!』と忠告されており、この御提言も含め 私見ながら経口GCの代替えとしてトリアムシノロンアセトニドの関節注射も大変重要かと考えております<(_ _)>。
2026-03-01 21:32:00
コメント(0)
もっと読む...
折りたたむ
2025年から12月から『リウマチ初診予約外来』を開設致しました。他院より転医希望患者様・リウマチを心配されている患者様・総合病院からクリニックへの転医を勧めれている患者様を対象に初診に限り30分の診療枠(平日午後3:30〜4:00の1枠、土曜午後3:30〜4:00と4:00〜4:30の2枠)を新設致しました。関節エコーを含め十分な時間をかけて診療しております。



*事前に電話にて空き枠をご確認の上 来院予約をお願いします。
*通常診療の混雑に由り予約時間が大幅に遅れる場合があります。
*学会や講演会の発表等にてご希望の日に予約がお取りできない場合があります。
現在のリウマチ初診予約外来:土曜は3月21日以降 平日は3月16日以降の御案内となります。
2026-02-24 20:32:00
コメント(0)
もっと読む...
折りたたむ
もっと読む...
折りたたむ
2月8日(日)は休診日ですのでゆっくり過ごしたいころでありますが…本日は輪番制で朝から夕方まで十三休日急病診療所に出務して参りました。雪景色を眺めながら阪急電車に揺られ十三駅に到着 極寒の中 十三商店街を歩く事300メートル。

十三休日急病診療所に到着。診療開始早々に予想通り多くの発熱患者さんが来院。コロナウイルス患者さんは0でしたがインフルエンザB型感染症と感染性胃腸炎の方が相当数おられました。1月末でインフルエンザ(A型)の流行は下火になりつつあったのが今度はB型が大流行しております。常に手洗い・うがい・マスクの着用が望ましいと思われました。
2026-02-08 18:27:00
コメント(0)
もっと読む...
折りたたむ
生物学製剤の一つとして関節リウマチ治療において多大なる功績をあげております抗IL-6製剤のトシリズマブ(アクテムラ®️)のバイオシミラー(TCZ-BS)がBio医薬品企業のCelltrionから発売されます!TCZ-BS点滴製剤が皮下注製剤よりも先行して2025年12月に薬価収載され本年4月末から投与可能となります。


株式会社CelltrionのHPから抜粋⇒詳細:Celltrion | Global Pharmaceutical Company
当院で頻用しておりますトシリズマブ皮下注のBS製剤は本年3月頃に薬価申請予定で、収載済みのトシリズマブBS点滴製剤の薬価から先発品の30~40%コストダウンが予想されます。当院での皮下注射製剤の投与可能な時期としましては本年5月末頃が最短と思われます。

生物学製剤の誕生と製剤における長期安全性と有効性の大規模臨床研究に加えJAK阻害剤等の新薬登場により関節リウマチ治療は大きなパラダイムシフトを遂げ多くの恩恵をもたらすも治療費が高額である事が問題視されており社会的 経済的背景が原因で十分な治療が行えず未だ寛解に達する事が出来ないリウマチ患者様が多数存在します。新規BS製剤の登場に由り困っておられる患者様が1人でも寛解に導かれる事を祈念致します<(_ _)>。
2026-02-05 10:56:00
コメント(0)
もっと読む...
折りたたむ
もっと読む...
折りたたむ
もっと読む...
折りたたむ
学術活動 令和7年度を更新致しました。

(詳細➡️:学術活動| 大阪市東淀川区の 内科,リウマチ科 東永内科リウマチ科)
年々歳をとる毎に学会発表等の活力が低下している感が否めませんが…東永内科リウマチ科の診療力の向上と最新のリウマチ 骨粗鬆症医療の提供の為 今後も学術活動を行なって参ります<(_ _)>。
2026-01-25 20:41:00
コメント(0)
もっと読む...
折りたたむ

2026-01-21 20:54:49
コメント(0)
もっと読む...
折りたたむ