医療法人 東永内科リウマチ科

大阪市東淀川区の 内科,リウマチ科(リウマチ,膠原病,骨粗鬆症)
医療法人 東永内科リウマチ科

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講演・学会発表関連

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...第34回 リウマチ病診連携の会にて講演して参りました!(後編)

第34回病診連携の会での講演レポートの後編としましては、当院のSAR投与患者様の27%を占める難治性 多剤抵抗性 高疾患活動性関節リウマチ(D2TRA)についてこちらも最新のANSWERコホートスタディの文献を紹介。RA患者3623例中 450例(12.4%)がD2TRAでその高リスク因子として高齢75歳⇑) 若年発症 RF高力価 高疾患活動性 MTX投与量⇓ 腎障害 高血圧や糖尿病などの合併症が挙げられ,中でも経口ステロイド剤の長期漫然投与有害事象による中止と大きく関連していると報告。D2TRAに対する治療としてはサリルマブを含めたIL-6製剤とJAK阻害剤優れた有効性と継続性がを示した事を報告しました。               

  

続いて当院のD2TRAと同規模の27%を占める悪性腫瘍リンパ増殖性疾患(LPD)既往患者に対する有効性、特に悪性腫瘍の安全性を示した最新の論文を紹介。遠く離れたデンマークでの大規模リウマチコホート研究では2006年から2020年までの悪性腫瘍について追跡調査されたRA患者21982例 IL-6群(TCZ/SAR)1457例  ABT(アバタセプト)1016例 RTX(リツキシマブ)群690例 vs TNFi群 7458例 Bio-naive群11361例との癌発症ハザード比(HR)を詳細に解析し公表した論文を紹介致しました。

  

生物学製剤を使用していない患者群と比較してSARを含めたIL-6製剤群は悪性腫瘍発症はほぼ同等に少ないかそれ以下であり、特に大腸癌と肺癌では生物学製剤を使用していない群を1としますとSARでは大腸がん0.60 肺がん0.77とハザード比が大きく1を下回り安全生物学製剤の代名詞とされるABT(アバタセプトと比較してもハザード比はほぼ全癌においてもかなり低い結果が示されました。結語としてRA患者におけるトシリズマブ サリルマブ アバタセプト リツキシマブによる生物学製剤治療​実臨床においてTNFi治療およびBio-naïve RA患者と比較して癌リスクの上昇とは関連しなかった。 また投与期間が5年を超える患者群でも有意な癌リスク上昇は見られ無かったと結論付けておりました。   

  

SARだけの安全性の論文に絞っても単剤治療7年間での悪性腫瘍の発症率が0.5%と極めて低く、上述の日本人のみSAR大規模臨床試験においても発がん性低いとの多数の報告から、関節リウマチ患者今後更なる高齢化に伴いガン既往患者担癌状態患者増加する可能性からSARの重要性がより高まるとお話しました。当院での癌既往患者においても再発や新規発症は見られずSAR安全性示唆された事をお話しました。続いてリンパ増殖疾患の対応として…

  
 
リンパ増殖性疾患LPD)は、RA治療に伴う重篤な合併症であり主にMTX治療中 稀に発症するとされています。MTX中止によりほとんどのLPDが退縮または消失するも、その後は殆どの症例においてRAが強く再燃し関節炎への対応に難渋するケースが多々ある事を報告。最新の論文としてMTX投与中止後にRAが再燃に対してサリルマブ投与によりLPDの再燃なくRAに対しても非常に有効であった2例のケースレポートSARが著効した当院患者症例についても報告致しました。

  

最後に本年9月に公表された最新の論文で関節リウマチ患者におけるRFとACPAの力価における生物学製剤とJAK阻害剤の継続率に及ぼす影響を明らかにすることを目的としたANSWERコホートStudyを紹介。コホートに登録されている5312例のBio・JAKiTNFi 2704例 aIL-6R 1218例 CTLA-Ig 903例 JAKi 487例投与RA患者中止のハザード比(HR)を多変量解析にて算出した文献で、結論的には自己抗体強陽性でも陰性であってもSARを含めたIL-6製剤が最も継続率が高く、RF ACPA陰性の場合はJAKiやCTLA-Ig製剤は避けIL-6製剤の次にTNF製剤の導入をを検討し…

  

自己抗体陽性の場合はTNF製剤を避け効果別ではIL-6製剤⇒JAK阻害剤⇒CTLAIg製剤の順に使用を考慮すべきと結論付けておりました。当院の症例においてもRF・ACPA陽性群陰性群の96週の段階での継続率の有意差は見られず75%前後の高い継続率示した事を報告致しました。【まとめ】としてMTX非併用例 自己抗体陰性例 陽性例 高齢患者 多剤耐性患者 LPD既往患者も含め多方面の領域においてサリルマブ(SAR)の有効性多数報告されており、高疾患活動性 D2TRAを含めたRA患者においては経口ステロイドの漫然投与は絶対に避けD2TRA病態に至る前の早期にSARを導入すべきとし…

   

SARの長期安全性おいても大規模臨床試験も含め多数報告され 特に悪性腫瘍の発症率が長期に渡って低く当院11例の悪性腫瘍 LPD既往者においてSAR投与中の96週間再発は見られず、更なる長期の有用性安全性期待し今後も適応リウマチ患者にサリルマブを多用して参りたいとお話し無事時間通りに講演は終了致しました<(_ _)>

2025-11-23 15:45:00

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...第34回 リウマチ病診連携の会にて講演して参りました!(前編)

第34回リウマチ病診連携の会にて講演して参りました。10月25日のリウマチ専門外来は大きな混雑は無く、世話人会の開始時間前に済生会吹田病院 東館センターホールに到着致しました。


 
世話人会終了後 東京虎ノ門病院 リウマチ膠原病内科 医長の長谷川 詠子先生の前座として講演して参りました。演題名は『当院におけるサリルマブの位置付け~安全性と有効性も含めた臨床的検討~』と題しサリルマブに関する最新の論文を10本程引用し当院の症例も含めて講演して参りました。
 
  

当院での生物学製剤とJAK阻害剤の投与状況とIL-6製剤サリルマブケブザラ®)の適応リウマチ(RA)患者として高齢(75歳⇑)高疾患活動性 CRP⇑ IL-6 dominant 腎障害 MTX不可 RF陰性 ACPA陰性 癌既往 MTX-LPD既往好適応である事を最新の知見と共に報告しました。同じIL-6製剤であります トシリズマブ(アクテムラ®)との使い分けは?コスト優先であればトシリズマブであるも臨床的に迅速効果が求められる場合はサリルマブ迷いなく選択する事をお話しました。

   

その根拠を記した論文として大規模臨床試験のANSWERコホート試験ではIL-6阻害剤 未治療患者1001名に対し①SAR(サリルマブ)200 mg皮下注群201名 ②TCZ(トシリズマブ)皮下注群546名 ③TCZ-8 mg/kg点滴群254名の3群に分けたところ、SAR群においてCDAIの改善率が有意に高く(*P = 0.007)4週12週48週と長期に渡って安定的にCDAIの有意な改善が見られた事を報告。当院でのサリルマブ投与41例のRA患者に対する有効性と安全性について96週までフォローした臨床研究を報告しました。

  

サリルマブ投与の41例の中にはMTXが使用できない超高齢間質性肺炎 慢性腎疾患 MTX服用中にリンパ腫発症例…に加えて悪性腫瘍既往 高疾患活動性 難治性多剤耐性(D2TRA) 自己抗体高力価等かなり治療条件が難しい患者が多く占めていると報告。しかしサリルマブはこれらハイリスク患者の救世主になる事がしばしばあり、当院の症例でも2年間低疾患活動性が持続した割合が78%深い寛解63%に達した事も報告。重篤な合併症患者は見られず悪性腫瘍既往リンパ腫既往患者併せて11例に再発が見られ無かったとお話しました。

  

サリルマブ有効性特に安全性を更に記した最新の論文を紹介。当院の41例のサリルマブ投与患者の3分の2が高齢者であり産業医大の研究グループが報告した大規模臨床試験では2018年6月から2021年の間に本邦の多数のリウマチ教育医療施設に登録されたRAを有する患者972例に対し①65歳未満 ②65歳以上75歳未満 ③75歳以上の高齢者の3群に分けサリルマブの有効性と安全性を52週に渡り解析。有効性65歳未満75歳以上では有意差無く…

  

 安全性においては軽微なものも含めては患者全体の24.6%に副作用が見られるも重篤な有害事象は6.4%をに留まり 悪性腫瘍は全く発症せず特に注意すべき副作用の発生率でも③75歳以上群に感染症の発症率が特に高い?と予想されるも…結果的には全年齢層で発症率は大変低く ①65歳未満:7.8% ②65歳以上:8.2% ③75歳以上:8.5%と大きな差は見られ無かった。年齢層間で重篤な感染症と非重篤な感染症の発生率に有意差は認められなかった事から年齢を問わずSARはRA患者に忍容性が大変高いと論評された事を報告。続いてMTXが使用できない事例では…

  

2022年の海外の論文報告ではサリルマブ単独投与群84例vsサリルマブ+MTX併用群399例の2群間で24週時点でのCDAI  DAS28-CRP CRP Hb VAS  FACIT-Fatigueスコアは有意差無く、サリルマブ単剤でも十分効果ありとの報告もあれば、本邦での第3相臨床試験のHARUKA Studyにおいては、SAR単剤療法群61例 vs SAR +(MTX以外の)csDMARD併用群 30例において52週間にわたり許容できない疼痛(UP;VAS > 40 mm)と炎症のコントロール割合を評価した結果はSAR+csDMARD併用群に軍配があがりました。

当院のSAR投与41例の27%を占める難治性関節リウマチでは…【続編】につづく 

2025-11-09 18:31:00

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...日本リウマチ学会総会・学術集会に演題登録いたしました!

来年4月福岡国際会議場にて開催されます第70回日本リウマチ学会総会・学術集会演題登録しました!


〆切10月31日の前になんとか間に合いました。採択結果は来年1月末でありますが、毎年同学会の発表を行なっており今年度も当院の関節リウマチ診療の向上の為 鋭意努力し発表準備を行って参ります<(_ _)

2025-10-26 13:20:00

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...坂口志文先生がノーベル生理学・医学賞を受賞されました!

免疫学最高権威の大阪大学 坂口志文先生が ノーベル生理学・医学賞を受賞されました!!



坂口志文先生 大変おめでとうございます!しがない町医者免疫内科医でありますが素直にとても とても嬉しいです!!心よりお祝い申し上げます<(_ _)>

2025-10-06 20:54:06

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...第40回 日本臨床リウマチ学会にて当院の演題が採用されました!

長崎県 出島メッセにて開催の第40回 日本臨床リウマチ学会に当院の演題が採用されました!



発表日が11月29日(土)午後3時のセッションの為 当日リウマチ専門外来は全日休診とさせていただきます。



患者様皆様には大変ご迷惑をお掛け致しますがご理解とご協力の程 よろしくお願いいたします<(_ _)>.

2025-09-02 11:30:00

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...10月25日開催の第34回リウマチ病診連携の会にて講演の為 時短診療のお知らせ

10月25日開催の第34回リウマチ病診連携の会にて講演が決まりました.
当日は講演と世話人会参加の為 リウマチ専門外来の受付が午後1:30までと時短診療になります。




腎機能障害を有する高齢 高疾患活動性 関節リウマチの病態に対しメトトレキサート非併用でも大変有用とされます抗IL-6製剤のケブザラ®について自験例と最新の論文も交えて講演して参ります<(_ _)>時短診療となりますがご理解とご協力の程よろしくお願いいたします<(_ _)>

2025-09-01 12:07:00

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...JAK エキスパートセミナーにて座長とミニレクチャーを担当して参りました。

関節リウマチ研究会 JAK Expert Seminarにて座長とミニレクチャーにて講演を行って参りました。


メイン講演関節リウマチ骨粗鬆症領域では大変御高名で権威であります大阪大学医学系研究科 器官制御外科学 准教授の蛯名耕介先生に御講演を賜り、パネルディスカッションパートでは大阪南医療センター リウマチ膠原病科医長 中林晃彦先生パネリスト御担当頂き、その合間に短時間ですが、ミニレクチャーとして私もスライドにて講演をさせて頂きました<(_ _)>
  
本年2月から当院への転医希望患者様受け入れ再開以降 抗リウマチ薬や生物学製剤を使用しても効果が見られない中~高疾患活動性 D2TRA(難治性)関節リウマチの患者様の数が増加し、それに伴いJAK阻害剤の使用例が増加している事も報告致しました。
  
2025年7月末時点でJAK阻害剤使用患者数が117例であり、その内訳としてウパダシチニブ(リンヴォック®)67例 フィルゴチニブ(ジセレカ®)26例 バリシチニブ(オルミエント®)24例であり、3剤の代謝経路作用機序を含めた使い分けについてお話しました。当院のバリシチニブ投与患者の年齢層として高齢者が多く、平均年齢70歳であり高齢化に伴い腎機能障害感染症を来たしやすくJAK阻害剤の投与量のさじ加減重要とお話しました。
   
高齢者の服用例が多い状況に比して、当院のオルミエントの服用患者の継続年数平均2.76年く、オルミエントの安全性有効性長期持続している事を報告。又通常投与量は4㎎/日であるが腎機能障害年齢 安全性を考慮し2㎎/日の半量投与者が8例3分の1を占めている事を報告。オルミエント4㎎2㎎とどちらが適量か…これまで様々な論文が報告されておりますが…
  
本年4月の最新の論文で『Baricitinib(オルミエント)第III相試験を完了後のRA患者対し長期継続投与試験を追加で行う. Bari4mg/日を15ヶ月以上投与されCDAIスコアが低疾患活動性または寛解に達し維持した患者を ①4mg投与継続群498例 VS ②2mg/日に減量群498例に割け必要に応じ2mg投与群は4mg増量レスキューを行い4mg投与群はDMARDs追加によるレスキューを行い96週間に渡って有効性と安全性を評価する.』内容を紹介
  
長期継続投試験において、『Bari4mg投与による持続性LDA/REMの導入後の病勢コントロール維持率は2mgへの漸減後よりも4mg投与継続群で良好であるも2mg⇒4mgへ増量レスキューにて76% 高頻度にLDA/REM の維持が可能となった。安全性においては2㎎減量群有害事象なかった事からリスクとベネフィットを勘案しBariの用量漸減は患者との共同意思決定(Shared decision-making)を行うべきである.』と報告されており、当院でも6例4⇒2㎎に減量するも4例が再燃し2⇒4㎎増量レスキューにて速やかに寛解に至った事をお話しました。
  
文献と同様にオルミエントは有効性と安全性が高い事から当院患者オルミエント服用継続期間大変長く24例中83%の20例が低疾患活動性~寛解状態にあり長期に渡って重度の合併症なく経過していると報告。JAK阻害剤は肝代謝か腎代謝かにて使い分けを行うがオルミエント腎排泄から腎機能e-GFRにて量の調整が必要であり…
  
e-GFRが60以上の腎機能正常又は軽度腎機能障害患者に対してオルミエント4㎎/日とe-GFR40~60未満の中等度腎機能障害患者に対して2㎎/日とどちらが有効かについて九州JAK阻害剤研究グループが発表した最新の論文を紹介しました。
  
論文の主旨としましては『関節リウマチ患者に対するバリシチニブを腎機能に由り異なる用量で投与した場合の有効性と安全性を検討する。福岡県の23施設が参加するJAK研究グループにおいて、RAに対してバリシチニブを投与された患者170例を対象とした後ろ向き研究を実施。正常/軽度腎機能障害患者4mg群 vs 中等度腎機能障害患者2mg群有効性 安全性 投与継続率比較』であり…
  
結果的には腫脹疼痛関節数 医師の病状評価 患者の病状評価 血清CRP値の推移 関節リウマチの活動性の評価として用いられるCDAI SDAI 1年間の継続率を比較致しましたが両群に有意差は見られず、『中等度腎機能障害を有するRA患者におけるバリシチニブ2mg投与は正常・軽度腎機能障害患者におけるバリシチニブ4mg投与と同等有効性継続率を示し有害事象の発現率及び事例内容も過去の研究と一致しており、バリシチニブ用量における安全性も示唆された』と結論付けました。
   
当院症例においても正常/軽度腎機能障害患者4mg群 vs 中等度腎機能障害患者2mg群では文献と同様に有効性有意差な無く『まとめ』として有害事象抑止の観点から Bari 4㎎よりも2㎎投与望ましいが実臨床では4㎎投与患者く、2㎎減量後に再燃した場合4㎎再増量レスキューにて速やかに改善が見られた。4mg使用患者の再燃時には文献と同様MTX併用又は増量有効であり8割以上が長期に渡り寛解~低疾患活動性が維持され…
  
e-GFR低下(60mL/分/1.73m2未満)患者にはBari 2㎎投与にて症例は少ないながら奏功例多く文献と同様に4㎎例と変わらずBari 2㎎(+csDMARDs)でも長期疾患活動性の制御の可能性が示唆され全症例を通して重度の有害事象観察されなかったと報告しディスカッションパートも含めて19時45分にピッタリ終了致しました<(_ _)>。この度 この様な会を催して頂きましたメーカー様には深く感謝申し上げます<(_ _)>

2025-08-27 20:31:00

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...社外講師 リウマチ研修会にて講演して参りました。

6月11日に社外講師 リウマチ研修会にて講演して参りました。日の目を見ない関節注射ですが某メーカー様がご興味頂き、当院における最新の生物学製剤 オゾラリズマブの位置付けと有効性 安全性についてもお話して参りました。関節注射は古くは2002年の米国リウマチ学会ガイドラインにグルココルチコイド関節注射推奨が明記されており、数関節の残存炎症に対しては抗リウマチ薬と併用に由る関節注射有効性が記載されております。
  
ヨーロッパ リウマチ学会では現在においても関節注射を強く推奨しており詳細な有効性と安全性について明記されております。日本リウマチ学会の最新の関節リウマチ診療ガイドライン2024では…関節注射の推奨の背景として薬物治療の進歩によりRA患者の疾患活動性は良好にコントロールされる事が多くなってきたが寛解もしくは低疾患活動性でも少数の関節炎がしばしば残存する事からこの残存関節炎に対する関節内注射の効果の意義は高い事から条件付きで推奨され、エビデンスの確実性においてはメタ解析はプラセボ対象ではなくサンプル数も少ない為全体的なエビデンスの確実性は…
  
残念ながら『非常に低』.とエビデンスレベルの位置付けとなりました。しかしパネルメンバーの同意度ではステロイド関節注射の患者アンケート調査結果ではリウマチ全体の改善度が高く(当院の関節注射アンケート調査も同様の結果に詳細⇒クリック とうえいブログ | 大阪市東淀川区の 内科,リウマチ科 東永内科リウマチ科) 患者の希望満たす手技であり 近年早期RA患者に対するT2Tの中に関節注射の検証を取り入れた大変質の高いRCTがあり(OPERA study CIMESTRA study)パネルメンバーの同意度は7.94かなり高い同意度でありました。
  
4月に参加して参りました第69回日本リウマチ学会・学術集会でのセッションでも手の外科権威の加古川医療センター中川夏子先生の講演においても関節滑膜炎に留まらず腱鞘滑膜炎に対するグルココルチコイドの局注は滑膜切除術関節形成術等の手術回避の上でも重要とお話されておられました。また前回紹介した抗CCP抗体陽性の関節外病変の炎症(Pre-Clinical RA)の病態を有しても8割近くが関節リウマチに進展しない報告から…
  
当院ではPre-Clinical RA病態の患者様のQOLを低下させない様 相当数の腱鞘滑膜炎にグルココルチコイド(多くはトリアムシノロンアセトニド)を局注を行っており、時に神経や血管僅か1ミリ以下の隙間を関節エコーをガイド下にて局注を行う手技と多少技術や経験が必要であるにも関わらず技術に対する保険点数がかなり低く⇒患者様にとっては大変低コストで良いのですが… 採算度外視の手技(-_-;)とお話しました。
   
本年2月からPhase1⇒メトトレキサート(MTX)やサラゾスルファピリジン イグラチモドといった抗リウマチ薬のみで寛解に至らず困っておられる転医希望関節リウマチ患者様受け入れ再開以降 外来が多忙となり、生物学製剤の使用者も徐々に増加している事を報告しました。PhaseⅡではTNF製剤が有効性と安全性から第1選択薬とされる事が多く、特に当院では低コストのエタネルセプトBSを頻用している事を報告。
  
コスト面から使用患者は8例と少ないのですが非常に有効性が高い最新TNF製剤 オゾラリズマブについてお話いたしました。同製剤はナノボディとして特殊な3量体構造であり合計分子量は約38kDaと通常の抗体薬よりかなり分子量が小さく血清アルブミンと結合することで血中半減期が延長される事より長時間効果期待できると報告されています。オゾラリズマブとMTX併用した大規模臨床試験OHZORA Study)ではその有効性が報告されおり…
  
140例のオゾラリズマブ(OZR)投与群において52週時点でのACR奏効率良好な臨床的改善を示しDAS28‐CRP HAQ-DI SJC66 TJC68 PT-GA等の評価項目でも良好な改善が認められた。重篤な有害事象はオゾラリズマブ群で合計23例に認められたが用量間で発現率に差は認められず、OZR+MTX併用による有効性52週でも維持され安全性プロファイルも24週時点の中間解析結果と一致しており、52週でもOZRは良好な忍容性を示したと報告されています。  
  
一方で腎機能低下高齢 既存の肺病変等でMTXが使用できないリウマチ患者が多数存在し、MTX非併用でのOZRの有効性を示したこちらも大規模臨床試験NATSUZORA Study)ではOZR単剤でもかなり短期間有効性が認められOZR30mg群でACR奏効率は24週時点で高く、MTX非併用から27.7%の患者に中和抗体が産生されるも 52週までその有効性が維持されたと報告されております。当院のMTX非併用にてOZRが有効であった症例が多数あり有害事象かった事も報告しました。
  
また最新の論文でOZRとMTX併用したOHZORA StudyとMTX非併用でのOZR単剤のNATSUZORA Studyに参加した401名から登録され279名の長期(平均200週間)継続治療したリウマチ患者にて対しACR(20 50 70)  SDAI  CDAI DAS-CRP Boolean‐Response J-HAQにて治療評価を行ったHOSHIZORA Studyも紹介。長期投与期間を通じても顕著な有害事象認められず有効性評価ではACR(20% 50% 70%) SDAI  CDAI DAS28-CRP Boolean‐Response J-HAQにおいて高い奏功率が維持されたとお話しました。
  
まとめとして経口ステロイド剤の回避と関節リウマチ患者とPre‐Clinikal患者のQOL維持、既存治療の効果増強の観点から関節注射を診断時~Bio導入時 残存関節炎への対応等 幅広く行うべきであり今後の普及に尽力したい.また、高齢発症のRA患者が増加傾向にありMTXの併用不可の場合でTNF dominantの病態が推察される患者に対しMTX非併用にて有意な治療効果を示したオゾラリズマブを今後も導入していきたいと締めくくり50分の講演が無事終了致しました<(_ _)>。この様な講演の機会を頂きましたメーカー様には深く感謝申し上げます<(_ _)>

2025-07-16 10:38:00

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...令和7年度の学術活動ページを更新致しました。

2025年 令和7年度の学術活動を更新致しました。

 

(詳細:http://www.touei-clinic.jp/original47.html

転医ご希望の関節リウマチ患者様の受け入れ再開から外来診療が多忙になっておりますが、引き続き最新のリウマチ診療を提供できます様 可能な範囲で学術活動を行って参ります<(_ _)>

2025-06-18 20:56:00

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...第69回 日本リウマチ学会総会・学術集会に参加 発表して参りました。

福岡国際会議場福岡国際センターで開催されました第69回日本リウマチ学会総会・学術集会にて参加発表して参りました<(_ _)>
  
発表前日の水曜は休診日であるも事務書類を含めた残業満載(-_-;)で前日入りは不可能であり、新幹線の始発では朝のセッションが間に合わない為 発表当日の24日(木)朝5時起き(-_-;).伊丹空港7時5分発 福岡空港行きの飛行機に乗機。空港到着後はダッシュで地下鉄とシャトルバスを乗り継ぎ学会会場到着8時50分でありました。急いで参加手続きとセミナー整理券を発行しポスター添付状況の確認へ…
  
朝イチの教育研修講演1(学会理事長で産業医科大学 名誉教授の田中良哉教授)リウマチの最新レビューの講演を聴講⇒関節リウマチにおける生物学製剤治療(TNF製剤)のワークショップ⇒ランチョンセミナー 関節リウマチにおけるIL-6製剤 サリルマブの有用性を御弁当を頂きながら聴講⇒ポスター発表会場であります福岡国際センターに移動しましたところ多くの先生方会場に集まっておられました。
  
今回の発表の背景としましては、関節リウマチに対するグルココルチコイドの局所注射療法の有用性(生物学製剤との併用療法⇒K-Method療法に由る速やかで優れた臨床効果を有した~関節注射+MTX投与群 vs 生物学製剤+関節注射+MTX投与群では臨床効果X線評価における疾患制御作用が同等であった~1回のトリアムシノロンアセトニドの関節局所注射にて残存関節炎患者50%以上において持続的寛解維持が可能であった等)が文献上は多数報告されるも実臨床特にリウマチ内科医においては十分…では無く殆ど行われていない
   
リウマチ内科医関節注射を普及すべく 関節リウマチ研究会等でこれまで発表して参りました関節(腱鞘)滑膜内注射(IATAI= Intra-Articular Triamcinolone Acetonide Injection) を行った111名当院のリウマチ患者に対し治療満足率 QOL改善率 他のリウマチ患者への推奨率 関節炎の局所再発時におけるIATAI 選択率 生物学製剤との併用療法奏効率 有害事象10の質問項目に対し5段階評価と今回は男女別 年齢別 罹病期間別 治療薬別(生物学製剤・JAK阻害剤群72例 vs 抗リウマチ薬群39例)に分け臨床的解析を行い報告して参りました。
  
年齢別 罹病期間別 男女別では有意差見られずIATAI後他関節への好影響の有無に関しては生物学製剤・JAK阻害剤群が抗リウマチ薬群(DMARDs群)に比べて有意く(*P<0.03)みを伴う関節腱鞘)が出現+血液検査正常の場合の治療としてIATAI選択率生物学製剤・JAK阻害剤群がDMARDs群に比べて有意かった(*P<0.008)。また痛み無し関節炎+変形リスク大(パワードプラー2以上骨表面接着)の場合もIATAI選択率生物学製剤・JAK阻害剤群有意い(*P<0.001)結果が得られました。
  
IATAI関節リウマチ患者へ推奨率生物学製剤・JAK阻害剤群がDMARDs群に比べて有意い(*P<0.002)結果となりました。【結論】としてIATAIに対するリウマチ患者の満足度は全般に大変高かったが、年齢い+罹患年数い+生物学製剤JAK治療群がDMARDs治療群に比して満足率 改善率 推奨率 再燃時IATAI選択率有意く、生物学製剤・JAK阻害剤群のベースの寛解率さが背景にある事が示唆されたと報告致しました。ポスターセッション終了後は限定30名のMeet the Expert 7 田中良哉教授の講演セッションにエントリーでき…
  
リウマチ疾患治療において分子標的治療薬どのようにして選ぶか』につきまして明日のリウマチ臨床即役立つ大変貴重な内容の御講演を賜りました<(_ _)>。また当院でも徹底しております経口ステロイド長期処方回避(最初から絶対使用しないについて同じ様言及され経口プレドニゾロン長期漫然投与は海外(特に米国リウマチ学会)では長期投与に由る不可逆的副作用有害事象)から『薬物治療』ではなく『毒物治療』として扱われていると強調されておられました。激しく同意するもMTEならではの『御高名な先生に直接質問セッション』にて…
  
                    (ランチョンセミナー弁当 野菜無し?のかなりコテコテ弁当でした(-_-;)。)

今回発表致しました経口ステロイド剤を使用せずトリアムシノロンアセトニド(TA)局注についての学術的有用性と『毒物療法』にならないかをお尋ね致しますとTA局注治療は何ら問題なく、産業医科大学での関節リウマチ診療においては高頻度に行われており当院の局注治療において学会長からお墨付きを頂きました<(_ _)>。またMeet the Expert 10 加古川医療センター リウマチ膠原病センター長中川夏子先生にもリウマチ手外科手術についての最新の話題と手術のタイミング(リウマチ内科医紹介のタイミング)を含めた御講演を賜り…
 
質疑応答のセッションにてリウマチ内科医関節エコーを用いて関節破壊変形予知(パワードプラー2以上・骨表面炎症シグナル接着又骨表面貫通)関節局注先んじて行う事でリウマチ内科医から手術依頼紹介率減らされる可能性はありますか?とお尋ねしますと『十分可能性はあります。関節注射を保存的治療として推奨します。』と御回答頂き『リウマチ手外科の権威の先生』にも今後の当院の関節腱鞘局注治療お墨付きを頂きました<(_ _)>。最終イブニングセミナー『JAK阻害剤の現状と展望』をギリギリまで聴講し伊丹行き最終便で帰阪致しました。今後も関節リウマチ最新診療とお墨付きを頂きました関節局注療法提供して参ます<(_ _)>

2025-06-12 00:02:00

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