医療法人 東永内科リウマチ科

大阪市東淀川区の 内科,リウマチ科(リウマチ,膠原病,骨粗鬆症)
医療法人 東永内科リウマチ科

〒533-0014 大阪府大阪市東淀川区豊新5-6-19
TEL 06-6329-0276

当院の専門外来
リウマチ専門外来のご案内
日本リウマチ学会専門医
指導医による 4つのポイントを重視したリウマチ専門外来を開設致しました!

 

土曜午後1:30-5:00 関節
リウマチ専門外来のご案内
平日お忙しい患者様対象に特化しました専門外来です。
紹介状や予約は御不要。
関節リウマチでお困りの方は是非受診ください!

 

骨粗鬆症専門外来の案内
日本骨粗鬆症学会認定医による骨粗鬆症 リウマチ性疾患の骨折予防の為の専門外来を行っています!

 

関節エコー外来の案内
リウマチは早期診断、早期治療、早期寛解が大変重要です!!正確な早期診断の為、専門外来を診療中です!

 

診療についてのご案内
関節リウマチ、膠原病
関節リウマチ、膠原病に関するご案内

 

内科
当院の内科診療に関するご案内

 

骨粗鬆症、抗加齢医学
骨粗鬆症、抗加齢医学に関するご案内

 

※上記QRコードを読み取ると携帯サイトを閲覧することが出来ます。
アクセスカウンター

トップページ»  とうえいブログ»  講演・学会発表関連

講演・学会発表関連

  • 件 (全件)
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

...阪神関節リウマチMeetingにて講演が決定しました!

7月6日(水曜)兵庫県 尼崎市で開催されます『阪神関節リウマチMeeting』にて講演が決まりました!

今回の講演のテーマは『当院に於ける関節エコーを用いたリウマチ診療~早期診断から病状評価まで~』であり、当院の関節リウマチ診療における関節エコーの有用性についてお話して参ります<(_ _)>。
 
本日6月29日(水曜)も朝から本講演のスライドを作成しております。東永内科リウマチ科 第一秘書のソラちゃんは暑さでバテバテであります。昼からトリミングの予定です(^^;)。

2022-07-01 00:47:00

コメント(0)

折りたたむ

...6月22日(水) JAK Expert Meetingにて講演が決定致しました!

6月22日(水)開催のRINVOQ Expert Meetingにて講演が決定しました!

当院活動性関節リウマチ患者様に大活躍しております、最強のJAK阻害剤(個人的意見ですが)ウパダシチニブ⇒リンヴォック®の7.5㎎(半量)投与における経済性 安全性 有効性について講演して参ります<(_ _)>

2022-06-20 00:34:00

コメント(0)

折りたたむ

...RVQ発売2周年記念会にて講演して参りました。

5月25日(水曜)に関節リウマチの特効薬であります、ウパダシチニブ(リンヴォック®)の発売2周年記念として講演を行って参りました。
  
JAK阻害剤も本邦では5種類使用可能となり、当院でも延べで100例近く使用して参りましたが5剤の中で圧倒的にウパダシチニブの使用が多い状況である事を御話しました。個人的な意見ではありますが、JAK阻害剤の中でも即効性多剤耐性患者の有効性高齢腎機能障害患者さんにも使用できる安全性の高さから使用していると御話しました。
  
発売され2022年4月末まで55例使用し継続投与は44例。ウパダシチニブも万能薬では無い事から1割の5例に効果は無いものの9割は効果を発揮し、6例が軽症ながら副作用の為 中止し5例が完全に回復した事を報告。55例中8割の44例が多剤耐性の関節リウマチ患者であり、発売当日から使用した超難治性の患者さんも多くの薬剤に抵抗性を示すもウパダシチニブ投与にて劇的(◎_◎;)著効し2年間寛解持続している事を報告しました。
  
最新の知見でも権威ある医学誌NEJMに掲載されましたSELECT‐CHOICE試験では、多剤耐性の関節リウマチ患者に対する、生物学製剤の長期安定投与が期待されているアバタセプトウパダシチニブ治療効果を比較したところ、ウパダシチニブに有意な改善が見られた事も報告致しました。
  
MTXの効果不十分で生物学製剤とJAK阻害座の治療経験が無い、中等症~重症関節リウマチ患者1629例に対しウパダシチニブ15㎎ アダリムマブ40㎎ プラセボ (全群 MTX併用) との有効性 安全性に加え構造的損傷の防止効果を比較したSELECT-COMPARE試験の3年間延長試験における安全性と有効性を示した最新の文献を紹介しました。
  
ウパダシチニブ+メトトレキサートVSアダリムマブ+メトトレキサート併用にて関節リウマチの寛解率、患者の生活機能の改善率疼痛改善率を比較しましたところ3年目の時点ではウパダシチニブ群が有意に改善骨糜爛、関節狭裂の狭小化の有意差は見られませんでしたが、プラセボ6か月⇒ウパダシチニブへスイッチ群では投与が遅れた為に関節破壊が進行してしまい、ウパダシチニブ投与後は進行しなかった事から活動性関節リウマチ患者に対しては早期にウパダシチニブの投与が重要であると御話しました。
  
またウパダシチニブ持続投与群 アダリムマブ持続投与群 両剤スイッチ群と比較したところ、ウパダシチニブ継続投与群が最も寛解率が高く、安全性におきましても、従来の生物学製剤治療と同様の頻度であり重症感染症 悪性腫瘍 心血管脳血管障害 血栓性の発症頻度には有意差が見られませんでした。帯状疱疹と可逆的肝障害の頻度がアダリムマブ群と比較して高い事から注意が必要と御話しました。
  
ディスカッションパートに於きましては、ウパダシチニブの投与に於いては『関節リウマチガイドライン2020』では安全面と経済面から生物学製剤を優先とされていますが、上記の最新の文献での安全性の報告、治療が遅れる事で骨破壊が進行し効果も減弱する事、7.5㎎の半量投与でも十分効果が得られ経済面でも有効である事を御話し、20分間の講演が無事終了致しました<(_ _)>

2022-06-11 19:27:00

コメント(0)

折りたたむ

...リンヴォック発売2周年記念にて講演が決まりました!

5月25日開催の新規JAK阻害剤のリンヴォック発売2周年記念にて講演が決まりました。

本日5月18日(水曜)は休診日ではありますが…明日スライド提出の〆切 (-_-;)であり、狭い書斎で最後のスライド作成と調整に励んでおります(^^;)
 
リウマチ膠原病領域の大変御高名な先生方の中で、かなり場違い(-_-;)なリウマチ町医者の参加となりますが頑張って講演して参ります<(_ _)>

2022-05-18 16:10:00

コメント(0)

折りたたむ

...令和4年度の学術活動を更新しました!

令和4年度(2022年度)の学術活動を更新致しました!今年度3月末まで5度講演座長を行って参りましたが…今後は『土曜午後 関節リウマチ外来』と来院患者様の増加に伴い休診にて遠方への学会参加発表も難しく 今後はかなり学術活動が減りそうです(^_^;)

重要な研究会等にて 講演発表等を行う場合『土曜午後 関節リウマチ専門外来』診療時間短縮や休診となる場合もございますので御理解御協力の程よろしくお願いいたします<(_ _)>。
(詳細:学術活動| 大阪市東淀川区の 内科,リウマチ科 東永内科リウマチ科 (touei-clinic.jp)

2022-05-09 00:11:00

コメント(0)

折りたたむ

...2022年日本リウマチ学会総会・学術集会に現地参加して参りました!

第66回日本リウマチ学会総会・学術集会 最終日の4月27日に現地参加して参りました!2年ぶりの現地参加で大変勉強になりました(^_^)/
  
4月26日(火曜)は大雨にも関わらず多くの患者様に御来院頂き<(_ _)>、外来終了が午後8時前に(◎_◎;)。ラッキーにもタクシーが直ぐつかまり新大阪駅20時33分発のぞみ58号に飛び乗り⇒新横浜駅⇒JR在来線 菊名駅⇒東急東横線と乗り換え⇒みなとみらい駅到着は午後11時15分(-_-;)でした。
  
みなとみらい駅の改札を出ますと超長いエスカレーターを上り、屋外に出ますと…物凄い強風で吹き飛ばされそうになり(-_-;)、学会参加に歓迎されていない?と思ってしまうほどの荒天でありました。何とか学会会場の近いホテルに到着しましたが午後11時半を回っておりました。
  
朝イチに講演を聴講すべく、一人飲み会は程々に就寝とし…翌朝直ぐに学会会場に向かいました。パシフィコ横浜でもみなとみらい駅から最も離れている(-_-;)ノース会場に移動。会場到着後は参加手続きを済ませて『シンポジウム15 関節リウマチの費用対効果』聴講。終了後はeポスター会場に向かい…当院の発表内容の確認と御高名な先生方関節リウマチを中心としたポスター発表を閲覧。午後12時『ランチョンセミナー29 脊椎関節炎の診断と治療における現況と課題』を崎陽軒のお弁当を頂きながら(^^;)聴講。
  
ランチョン終了後は『Meet the Expert21 リウマチ性多発筋痛症を中心とした高齢関節炎の鑑別診断と治療』 『Meet the Expert22 Difficult-to-treat RA』⇒『ワークショップ63 関節リウマチの治療評価と予測』…会場内を急いで移動し⇒『ワークショップ77 リウマチ性疾患治療に影響する因子』と会の終了までめいイッパイ聴講。また講演の合間に色々な先生方や以前にお世話になりましたMR様ともお会いでき『現地参加の良さ』を実感致しました。
  
関節リウマチのOVERCOMには未だ未だ及びませんが、多くの新しい知識の獲得と明日の診療に役立つ最新の話題聴講でき大変有意義な会でありました<(_ _)>。崎陽軒のシュウマイをお土産に新大阪駅へ向かいました(^^;)。曜日の加減で聴講出来なかったシンポジウム教育講演は5月13日~オンデマンド配信されます為 時間が許す限り狭い書斎で聴講したいところです。

2022-04-29 15:45:00

コメント(0)

折りたたむ

...大阪整形外科RA(関節リウマチ)関節リウマチセミナーにて講演して参りました

3月17日(木)開催の大阪整形外科RA(関節リウマチ)セミナーにて講演して参りました!現在関節リウマチ診療にて問題となっております『リウマチ関連性リンパ増殖性疾患』にて当院の症例と最新の文献も含めて講演して参りました。リンパ増殖性疾患でメトトレキサート(MTX-LPD)が挙げられますが…日本リウマチ学会のMTX-LPD(リンパ増殖性疾患)の見解としてリウマチ学会 血液学会 病理学会と3学会合同で精査していくとのコメントが出され5年経過し様々なを報告がなされておりますが、完全な病態解明にまでは至っておりません。数年前まで血液専門医の先生が『驚愕』される事例が後を絶たない状態であった事もお話ししました。
  
関節リウマチの病態とEBウイルスとは非常に関連性が高いと言われており、関節リウマチ患者さんの滑膜内にEBウイルスのDNAがしばしば検出され、またEBウイルスの核抗原の一部に対しリウマチ患者が有する抗CCP抗体が強い交差反応を示し、関節リウマチ発症にEBウイルスの感染が強く関与していると言われています。またリウマチ患者の抹消単核球ではEBウイルスのDNAが10倍も増加する事が報告されています。
  
リンパ腫発症後はメトトレキサート休薬に因り多くは自然消失しますが、関節リウマチの病状悪化は必至であり、再度免疫抑制治療EBウイルス増殖リンパ腫再燃が懸念されています。その中で生物学製剤のIL-6製剤(トシリズマブ)では治療に因りEBウイルスが増殖せず寧ろ減少する報告されています。よって当院ではリウマチ関連LPD発症後、メトトレキサートを含め免疫抑制剤中止後に関節リウマチが増悪し高活動性に至る場合はトシリズマブよりもIL-6受容体への親和性が高いサリルマブ(SAR=ケブザラ®)を積極的に投与している事を報告致しました。
  
リンパ節腫脹が完全に消退するまでは極力免疫抑制剤の使用は控え、再開の時期も含めて血液専門医にコンサルトとすることが重要であるとお話しました。リンパ節腫脹の縮小 消退するまでの期間としましては2週~4週で退縮するものもあれば8~10週の場合もあり、可能なら12週待機とされていますがその待機期間中に病状が悪化し治療が大変難渋する事をしばしば経験すると御話しました。  
  
LPD全てにEBウイルスに関連しない観点からLPD消失後に使用しても絶対安全な治療薬は存在しませんが最新文献ではLPD患者の組織生検から70~80%にEBウイルスが陽性であった事から、やはりIL-6製剤のサリルマブが第一選択である事を御話ししました。当院のMTX関連LPD発症例も紹介し、メトトレキサート中止後激烈にリウマチが悪化関節局注療法も歯が立たず
   
血液専門医にコンサルト後 生物学製剤の投与の許可を頂き、サリルマブ投与後は激的に奏功しリンパ腫の再発無く3年経過関節リウマチも安定し寛解持続状態にある事も報告致しました。最近の知見ではリンパ腫が発症する直前にCD8陽性のリンパ球(EBウイルスの見張り役のリンパ球)が減少し、リンパ腫が消退する直前に同リンパ球が増加する事も報告し、またMTX-LPDは日本も含めた東アジア人に多く…メトトレキサートと相性の悪い白血球遺伝子⇒リンパ腫が発症する可能性が高い白血球遺伝子の発見に向けて現在研究が為されており、メトトレキサート関連リンパ増殖性疾患の解明に期待したいところです。
  
関節リウマチ患者は元々EBウイルス説以外にもリンパ腫の発症リスクが高いとされ、特に高活動性の時期が長い場合や機能障害を有するリウマチ患者に多くみられる。リウマチ治療に因るものでだけはなく長引く炎症が最も高いリンパ腫発症のリスク因子と成り得ると報告している文献も紹介しました。また固形腫瘍(一般的な悪性腫瘍)と比較してリウマチの罹病期間が長い程 リンパ腫発症のリスクが上昇し、関節リウマチ患者に於いては抗CCP抗体陽性 間質性肺炎の合併頻度が高い事から肺がんのリスクも高く、一方で乳がん、子宮がん 大腸がん一般人と比較して少ない(原因は未だ不明)報告もある事を御話しました。 
  
関節リウマチ患者一般人と比較しますと10%弱ガンの発症率が高いとされており、高齢者になりますとガン発症のリスクが高くなる事から私見ではありますが、高齢者へのメトトレキサート使用は避高活動性の場合は発がん率が低いとされる(単剤で100人年当たり0.6サリルマブを積極的に使用すべきとお話しました。
 
今回ブログ掲示のスライドはごく一部で、相当数のスライドでの発表でありましたが、時間通り25分で講演終了数多くの御質問も頂き、ご参加された多くのリウマチ専門医の先生方の『リウマチ関連性リンパ増殖性疾患』に対する興味の深さを伺う事が出来ました。一介のリウマチ町医者にもかかわらず、前回の関節注射セミナーを開催頂いた事も含めこの様な発表の機会を頂きました〇〇〇ファーマ様には重ねて御礼申し上げます<(_ _)>

2022-04-21 00:30:00

コメント(0)

折りたたむ

...〆切3日前にギリギリでリウマチ学会スライド登録(-_-;)

多忙な外来の合間に第66回日本リウマチ学会総会・学術集会のスライドの作成を行い、最終チェック終了後...4月13日最終〆切の3日前の本日4月10日になんとか事前登録を行いました(-_-;)
 
当院の多剤抵抗性 難治性の関節リウマチ患者Difficult-to-treat RAの病態に対しウパダシチニブ(リンヴォック®)投与にて52週時点で68%が深い寛解に至った事を報告してい参ります<(_ _)>。 

2022-04-10 15:33:00

コメント(0)

折りたたむ

...第2回IL-6エキスパートサミットにて関節注射について講演して参りました!(前編)

3月9日に第2回 関節リウマチIL-6 Expert Seminarにて関節局注療法について講演して参りました!
  
講演の前に、前回昨年6月に行いました第1回目の関節局注療法セミナーに御参加頂きました 富山大学病院関連病院の先生方の関節局注療法の症例の発表を頂き、多くの先生方と様々なディスカッションが為されました。東永内科リウマチ科 院長に就任後150回近く講演や学会発表を行っておりますが、関節局注療法単独でこれほどの会を開けた事に感銘し、スポンサーのメーカー様には心より深謝致します<(_ _)>
  
講演の冒頭は2500関節の経験の元、とくに機能障害を来たしやすい手指と足趾の腱鞘滑膜炎と比較的難易度の高肘関節 肩関節の局注療法について詳しくお話して参りました。また文献として2016年12月パブリッシュされた関節注射にまつわる臨床試験の論文を紹介しました。その名もNEO-RACo trialステロイドの関節注射を外来主治医がネグレクトする事で患者さんのリウマチ寛解率や生活機能に大きく影響すると言う文献を紹介しました。
  
患者さんの関節の痛みにどう対応してくれるか(痛みを有する関節病変にキチンと介入しステロイドの関節注射を行ってくれるか)患者さん自らが医師を採点し、ステロイド注射をネグレクトする主治医には受診の度に公平な一定の条件を設けてマイナスポイントをつけていくと言う大変ユニークな臨床試験です。勿論医師が採点されている事は伏せて診療して貰います。関節注射をキチンとしてくれる医師青色➡』 『まあまあしてくれる医師黄色➡』 『全然してくれない医師赤色➡それぞれ採点した点数の合算を3群に分けその各群で治療された患者さんのリウマチの病状を評価しますと…
  
関節注射にて対応する青色➡評価群黄色➡評価群では厳しい寛解基準(NEO-Raco Remission)平均で約80%に達していました。一方で関節注射をネグレクトする赤色➡評価群ではNEO-Raco Remission達成率が約半分に留まり、有意に寛解率が低く、生活機能も大きく低下する結果となりました。レントゲン検査では骨破壊病変には統計学的な有意差は出ませんでしたが、関節注射をキチンと対応する青➡評価群が最も破壊が少ない傾向となりました。痛みで困っている患者さんに関節注射をネグレクトする事で生活機能を低下させるだけで無く、リウマチの寛解率までもが大いに低下する。トリアムシノロンの関節注射は古き手法であるが大変安価有用な治療方法ある事より、関節注射をネグレクトせず今後もリウマチ必須治療法の一つとして積極的にするべし!と結論づけていました。
  
続いてはリウマチ由来の腱鞘滑膜炎に対して、関節エコーガイド下にてトリアムシノロンアセトニドを局注する事により、NEO-RACo trialと同じく、局注部位だけではなく、体全体の痛みの軽減 機能障害の回復 生活機能の回復が劇的であった文献を紹介。実技偏としまして、手指関節の於いて最も発生頻度の高い尺側手根伸筋腱腱鞘滑膜炎に対する局所注射の手技についてお話致しました。
  
尺側手根伸筋腱の腱鞘の僅かな隙間に注射をする場合は、事前にマーキングを行い、斜め下から穿刺をする為 手を枕に於く際は枕の端に穿刺部位を位置する事が重要とお話しました。穿刺部位にゼリーが被らない様 慎重に穿刺する事を説明しました。穿刺後は腱に針が当たらない様に手前に引きすぎて針が抜けない様 注意点についてもお話しました。
  
前回も講演しました手指腱鞘滑膜炎の中でも通称バネ指でも起こる手指屈筋腱の腫脹疼痛に対する手技ですが、通常は指の付け根から穿刺しますが、相当な痛みを伴う事から0.4㎜27ゲージ針を用いて2番目の関節と付け根関節の丁度真ん中の裏側から、プローブを示指と中指で挟みながら撮像し、親指で患者さんの指を抑えて穿刺する手技を紹介しました。
  
人差し指と中指を挟んでプローブを固定する事から少しでもブレると針先が迷子になってしまうので、最初は的が大きい⇒腱鞘滑膜炎が強い患者さんに行い、慣れてくればより狭い部位に注射を行う方法も紹介しました。
  
腱鞘滑膜の1㎜の隙間0.4㎜針を刺入し薬液(トリアムシノロンアセトニド)を少量注入しながら腱鞘を膨らませて更に追加で注入する方法を動画を用いて紹介しました。PIP関節、MCP関節の変形抑止の為の関節注射ももちろん重要ですが、著しい機能障害を来たす手指屈筋腱の腱鞘滑膜炎に対しても積極的に局所注射療法を行う重要性についても御話致しました。
  
続いて短母指伸筋腱の腱鞘滑膜炎に対しての手技を紹介。こちらは関節リウマチでは無い『健常者の腱鞘炎』でも見られ(炎症シグナルは通常は見られませんが)、しばしば強い痛みと可動域制限を来たすます。関節エコーを用いて穿刺ルートを決定し、消毒する前にマーキングを行います。マーキング部位に滅菌ゼリーが掛からない様 滅菌舌圧子で少量のゼリーを塗布します。
  
滅菌手袋を被せて、再度穿刺部位 腱鞘滑膜の形状を確認関節エコーガイド下で穿刺針をゆっくり進めていきます。基本中の基本ですが、エコープローブと穿刺針が完全に平行でないと細い針は明瞭に描出されないので注意が必要と説明致しました。
  
腱鞘内に針が刺入された後に針先が腱に当たっていない事を確認し、ゆっくりトリアムシノロンアセトニドを注入。強くインジェクションすると針が腱鞘を突き抜けてしまい、引きすぎると針が抜けるので力加減の調整が必要とお話しました。
  
続いてよく関節リウマチ患者が仰る『手首の裏が痛く、強く握れない』症状にしばしば見られるのが橈側手根伸筋腱の腱鞘滑膜炎であります。穿刺距離は短く比較的刺入が容易なのですが、すぐ近くに正中神経と橈骨動脈が通っている事から事前に関節エコーで穿刺ルートの決定とマーキングが重要と説明致しました。
  
穿刺後は腱鞘滑膜内へゆっくりと針を進めて、針の先端に腱が当たっていない事を確認しトリアムシノロンアセトニドを注入。ループ状に薬液が入っていく事を確認します。手関節痛で来院され、関節エコーを行いますと手関節炎ではなく、第Ⅳ区画(総指伸筋)の腱鞘滑膜炎である事がしばしば見られます。腱鞘が大きく腫れている場合は穿刺が容易ですが、腱鞘の隙間が狭い場合は…
  
上述しました手指屈筋腱の腱鞘滑膜炎と同様に、最初は穿刺針を腱鞘に少し挿入し(赤色⇑)、少量のトリアムシノロンアセトニドを注入しながら腱鞘を膨らませ更に薬液を注入します。
  
上肢の腱鞘滑膜炎局注療法』シリーズの手技をレクチャーした後は前回にお話しできなかったCM関節、母指MP関節、母指IP関節につきましても動画を交えて詳しく解説致しました。
  
CM関節炎は関節リウマチに於いてしばしば罹患し、強い疼痛症状と可動域制限が出現。関節エコーガイド下で短母指伸筋腱を傷つけない様に慎重に関節内腔に注射針を勧め、ゆっくりトリアムシノロンアセトニドを注入します。
  
母指IP関節、MP関節局注療法の手技についても動画を用いて詳しく解説しながらレクチャー致しました。『後編』に続く…

2022-04-08 22:01:00

コメント(0)

折りたたむ

...第2回IL-6エキスパートサミットにて関節注射について講演して参りました!(後編)

第2回IL-6エキスパートサミットでの関節注射の講演の後編は下肢腱鞘滑膜と難易度の高い肩関節 肘関節 足趾のリスフラン関節 ショパール関節の局注療法について御話いたしました。
  
日常生活に大きく支障を来す関節リウマチ由来の肩関節炎ですが、特に肩峰上窩滑液包炎上腕二頭筋長頭腱への局注療法についてレクチャー致しました。滑液包に大きく滑液が多く貯留しますと比較的容易に穿刺注入は可能となります。
  
上腕二頭筋長頭腱も同様でありますが、肩峰上窩滑液包への穿刺と比較して穿刺角度が鋭角となります為、針が見え難くなるのが特徴であります。特に皮下の脂肪の多い方は針がより見難くなる兆候があり二頭筋長頭腱に針が当たらない様注意が必要です。
  
本患者さんの場合は二頭筋長頭腱がしっかり腫れており、脂肪の少ない方ですので、穿刺針が明確に描出され、針先が腱に当たっていない事を確認しながらトリアムシノロンアセトニドの注入を行います(赤矢印が薬液が充填している部位です)。
  
逆に皮下脂肪が多い方は脂肪組織と針の区別が非常に判り難く注射針を動かしながら脂肪の動きを確認し二頭筋長頭腱へアプローチをします。注射針の先が分り難い場合は二頭筋長頭腱を貫く時に『プチッ』と言う感覚が分りますので、貫通後はエコープローブで針先を探し腱の手前から慎重にトリアムシノロンアセトニドを注入します。
  
続いて肘関節の穿刺についてお話しました。基本的には血管や神経等の穿刺時のリスクが高い部位は避け、リスクの少ない肘頭窩からアプローチします。こちらもエコープローブと穿刺針が真水平にしないと筋肉を貫通する針の描出が分り難くなる事を説明しました。
  
左側の写真はエコープローブと穿刺針が平行している場合と右側の写真プローブ注射針が平行でない場合⇒針先端(赤矢印)が肘頭窩の関節包に到達するも針全体が描出されていない状況である事を解説しました。
  
関節包に注射針が到達後はトリアムシノロンアセトニドを慎重に注入し、薬液が関節包全体に拡散しているか(緑矢印)を確認します。続いて早期関節リウマチの好発部位であります後頚骨筋腱の腱鞘滑膜炎に対する局注療法について解説致しました。
  
縦断軸でも横断軸でもどちらでも穿刺可能ですが、横断軸の方が腱と腱鞘滑膜の境界が分り易く薬液を注入する場合も安全に針先が確認し易いとお話しました。腓骨筋腱の局注療法も同じく穿刺する場合は腱鞘滑膜へのアプローチ(穿刺ルート)を決定した後にマーキング行い、穿刺時はエコープローブと穿刺針が真水平にして穿刺し(特に針を寝かせて穿刺しますと)かなり分かり易く穿刺針が描出される事を御話しました。
  
後頚骨筋腱も腓骨筋腱も穿刺距離が短く、筋層を貫通しないことから、手技的には比較的容易であり、下肢腱鞘滑膜炎は足関節 足趾関節炎以上に生活機能を貶めますが、トリアムシノロンアセトニドの局注療法にて劇的に痛みと歩行障害が改善する事から積極的に注射を行うべきとお話しました。
  
前回の講演にて関節リウマチの好発部位であります足趾MTP関節への穿刺手技をレクチャー致しましたが、今回は意外と罹患頻度が高いリスフラン関節(中足部関節)ショパール関節(後足部関節)への穿刺方法についてレクチャー致しました。
  
リスフラン関節、ショパール関節の直上に足趾伸筋腱や足背動脈 表在静脈等が多く走行しており、局注療法に於いては難易度高い部位である事を説明しました。縦断で穿刺せず、血管や伸筋腱が当たらない様に横断で腱や血管を潜る様に穿刺する事をレクチャーしました。
  
血管や伸筋腱の位置が分かりにくい場合は、ドプラーモードで血管の位置を把握し伸筋腱はプローブを倒して腱と皮下組織を区別(プローブを倒すと伸筋腱は黒く映り、皮下組織は白く映ります)しながら関節包までアプローチし、到達後はトリアムシノロンアセトニド注入にて薬液が流入しますとドプラーが強力に出てしまい針の位置が分からなくなる為 Bモードに戻して注入すること事をレクチャーしました。
  
続いて、難易度は高くないのですが、危険度の高いアキレス腱付着部炎(後踵骨滑液包炎)に対する穿刺方法をレクチャー致しました。アキレス腱を誤って傷をつける事でアキレス腱断裂という非常に高リスクな合併症が出現す可能性があり、関節エコーを用いて穿刺する滑液包までの深さを慎重に確認しマーキングの上 穿刺する事が重要であるとお話しました。
  
アキレス腱付着部への穿刺は経験と多少の技術が必要となります為、最初は後踵骨滑液包が大きく腫れている症例から始め(左写真)慣れて来ましたら小さい踵骨滑液包(右写真)にチャレンジしていくべきとレクチャー致しました。アキレス腱付着部炎も関節リウマチに於いてしばしば見られ歩行障害の原因となり、局注療法を行う事で劇的に改善する部位である事もお話しました。
  
最後に前回時間の都合上 提示出来なかった母趾関節に対する局注療法についてレクチャー致しました。痛風性関節炎の場合にも有効であり、小趾関節と同様に真水平に穿刺する手技を紹介しました。『まとめ』としてエコーガイド下 関節内注射(IAGCI)はリウマチ医の必須の手技であり、VAS HAQの著明な改善が期待れる腱鞘滑膜炎への局注療法も是非 習得して頂きたい…

  
IAGCIは対費用効果大変高く、局注せず放置する事で、寛解率の低下 疾患活動性の高まり QOLが低下する事が示唆されおり。IAGCIは早期関節リウマチだけで無く、『リウマチ性疾患に於ける診療不可欠な存在』とお話しし1時間の講演は終了しました。この講演を機会に関節注射が広まる事を期待したいところです。本会のスポンサーを担当してくださった〇〇〇ファーマ様には重ねて御礼申し上げます<(_ _)>

2022-04-08 00:35:00

コメント(0)

折りたたむ

  • 件 (全件)
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5