医療法人 東永内科リウマチ科

大阪市東淀川区の 内科,リウマチ科(リウマチ,膠原病,骨粗鬆症)
医療法人 東永内科リウマチ科

〒533-0014 大阪府大阪市東淀川区豊新5-6-19
TEL 06-6329-0276

当院の専門外来
関節リウマチ外来のご案内
日本リウマチ学会専門医
指導医による4つのポイントを重視した関節リウマチの 専門診療を行っております。

 

土曜午前9:00-午後3:00関節
リウマチ専門外来のご案内
平日お忙しい患者様を対象とした関節リウマチに特化しました土曜専門外来です!

 

骨粗鬆症専門外来の案内
日本骨粗鬆症学会認定医による骨粗鬆症 リウマチ性疾患の骨折予防の為の専門外来を行っています!

 

関節エコー外来の案内
リウマチは早期診断、早期治療、早期寛解が大変重要です!!正確な早期診断の為、専門外来を診療中です!

 

診療についてのご案内
関節リウマチ、膠原病
関節リウマチ、膠原病に関するご案内

 

内科
当院の内科診療に関するご案内

 

骨粗鬆症、抗加齢医学
骨粗鬆症、抗加齢医学に関するご案内

 

※上記QRコードを読み取ると携帯サイトを閲覧することが出来ます。
アクセスカウンター

トップページ»  とうえいブログ»  ...第39回 日本臨床リウマチ学会にて参加・口演発表して参りました。

...第39回 日本臨床リウマチ学会にて参加・口演発表して参りました。

...第39回 日本臨床リウマチ学会にて参加・口演発表して参りました。

11月30日(土)12月1日(日)に浜松『アクトシティ浜松』で開催されました第39回日本臨床リウマチ学会にて参加・口演発表して参りました。30日(土)の朝イチ発表の為 前日の外来夜診終了後 最終の新幹線で浜松に前日入りとしました。
  
のぞみに乗車し名古屋駅にて⇒こだまに乗り継ぎ浜松駅に到着時は午後11時を回っておりました。ホテルに到着後は発表スライドを再チェックし明日朝イチ参加の為 早めに(夜1時を回ってましたが(-_-;))就寝致しました。
  
8時前には会場到着し参加登録を済ませPCセンターにてスライド提出後は発表会場(第7会場)の場所確認に参り、その後朝イチセッションの『早期関節リウマチの診断と対処~リウマチ予防への試み~』の聴講の為 急いで第2会場へ移動 3分の2を聴講後は発表会場に再度移動 慶応義塾大学の先生⇒秋田大学の先生の御発表の後の3番目の口演発表となりました。
  
前足部滑液包(FFB⇒Fore Foot Bursit)は滑膜内膜を有する解剖学的滑液包であり中足骨下滑液包中足骨間滑液包2つのタイプに分けられ過剰な歩行に由る肥大リウマチ等の炎症により前足部痛の原因とされています。関節エコーで検出可能な FFB は 関節リウマチ(RA) 患者内に非常に蔓延しておりこれらがRA患者の足障害の重要な要因の1つと考えられ活動状態や病期に関係なく発生する事を報告。
  
早期関節リウマチを含めた初期関節炎におけるMTP関節の関節所見とMRI所見による炎症との関連性において中足間滑液包炎最も関連性が強く、この文献においても関節リウマチの足趾障害の重要な病変であると記されていると報告。当院の30例の内約8割の23例早期関節リウマチと未発症患者(関節外病変のみで関節滑膜炎の所見無)であり、未発症者の8例中3例が8~12カ月で関節リウマチに移行した事から中足骨間滑液包炎がPre-Clinical RA病変である可能性もあると報告致しました。
  
足趾障害に由りQOLを著しく低下させる関節リウマチ患者 未発症患者の中足骨間滑液包炎に対するエビデンスに基づいた有効な治療方法を記した報告は全く見られず、文献上はメトトレキサートを含めた抗リウマチ薬の使用が一般的であるが効果出現最短で数か月を要するのに対し、数日間でQOLを大きく改善させる関節エコーガイド下でのトリアムシノロンアセトニドTA)局注療法の手技を含めた治療の実践を紹介致しました。
   
穿刺時の痛みの軽減の為に27G0.4㎜の超極細針を使用しており、かなり針が細い事から関節エコープローブと注射針との軸がズレない様 滑液包が紡錘状で幅が小さい為 滑液包を貫通しない様 注意深くエコー画像を確認しながら穿刺針を患部へ進めTA慎重に注入する手技を紹介。安全低コストの治療にて超短期間歩行障害が大きく改善し結果として30例の中足間滑液包炎に局注治療を施行し90%以上の28例2日以内歩行障害が圧倒的有意に改善した事を報告しました。
  
48週間で再発率35/38部位7.8%と、寛解持続率が28/30例93%であった事を報告。文献的考察でもケースレポートの論文にてメトトレキサート経口ステロイド併用治療が行われ海外の文献でも157 名早期 RA 患者が診断時にMRI検査施行にて 69% に1か所以上の中足骨間滑液包炎が存在しDMARDsの治療にて平均4か月(最短1~最長12カ月)でFFBサイズ縮小疼痛症状と炎症所見の改善が見られ…
  
また抗CCP抗体陽性者の方がサイズの縮小と炎症スコアの改善が有意に低かったと興味深い所見も報告。一方で滑液包炎の改善が薬物療法では平均4か月要するのが、TA局注療法では48時間以内に90%以上が改善する事からエビデンスに基づく治療ストラテジーは存在しないが関節エコーガイド下 TA局注療法は疼痛に由る歩行障害を即時的改善させ且つ長期に渡り効果が持続有害事象も軽微に留まる事からその有効性と安全性が示唆されたと述べ無事時間内に終了。座長の元湧会吉井クリニック院長の吉井一郎先生から何回も素晴らしい!とお褒め頂きました<(_ _)>
  
発表終了後はランチョンセミナー『関節リウマチにおける治療戦略と層別化医療』⇒特別講演『リウマチ治療の進歩予防を目指した更なる高みへ~』⇒教育セミナー『関節リウマチのトータルマネジメント』⇒イブニングセミナー『JAK阻害を極める』と最後のセッションまでたっぷり聴講(^^;)し…その後は恒例御当地エニタイムフィットネス巡りとして浜松高林店に向かいました。しかし…滞在ホテルからはめちゃめちゃ遠く(-_-;)
  
現地への移動の為 遠州鉄道(通称 エンテツ)に乗車し4駅先の助信駅にて下車。スマホのGoogleマップを見ながら移動するも暗い住宅街に入り(◎_◎;)…こんな所にフィットネスジムがあるのか??とかなりの不安(-_-;)にかられましたが…寒風の中歩くこと15分漸くエニタイム浜松高林店を発見(^^)/
  
使い慣れていない筋トレ器具に難儀し、持病の腰痛が悪化の為 ランは取りやめバイクに変更 ダイエットの為 負荷を掛け過ぎ31キロ走行に留まるも863キロカロリー消費(^^;)。帰りは暗い住宅地を小走りで通り抜け再度エンテツに乗車し新浜松駅近の餃子屋さんに入店 1人お疲れ様会を行いまいした。 
  
浜松餃子と御当地ビールを美味しく頂き、最後の締めに人気NO.1?の五目チャーハンを注文(^-^) 1日目は終了となりました。2日目朝イチでモーニングセミナー『RA治療の変遷とこれからの展望』⇒教育講演『JCRリウマチ診療ガイドライン2024の実践活用法』⇒ランチョンセミナー『リウマチ膠原病合併妊娠の治療戦略』⇒RAシンポジウム『高齢RA患者の治療戦略』の聴講を含め…2日間 臨床リウマチ学にどっぷり浸かりましたが明日のリウマチ診療に即反映できる盛りだくさんの素晴らしい内容でありました!

2024-12-18 17:03:00

  |  コメント(0)

 

コメント

お名前
URL
コメント