医療法人 東永内科リウマチ科

大阪市東淀川区の 内科,リウマチ科(リウマチ,膠原病,骨粗鬆症)
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...第17回関節エコーエキスパートサミットにて口演発表して参りました。

...第17回関節エコーエキスパートサミットにて口演発表して参りました。

2024年最後の学術活動として12月14日開催の関西関節エコーエキスパートサミット(SAKURAの会)にて口演発表して参りました。今回は当院にて10年近く有害事象事故無く行って参りました関節注射において処置後の感染が疑われた症例について発表して参りました。


他院で関節リウマチにて加療を受けるも急激に病状が悪化高疾患活動性 多発関節炎を呈し当院に転医希望され来院。転医時の関節軟骨破壊反映する炎症マーカーのMMP3が正常59.7以下に対して1163ng/ml強度炎症病態を呈し、一方で早期に病状が回復しないと失職される環境にもある為 IL-6製剤のトシリズマブに加えてトリアムシノロンアセトニド局注併用K-Method療法短期集中的に施行したところ…
  
病状劇的改善4週間短期間速やかに低疾患活動性8週時点寛解に至り離職されずに至った事を報告。その後はMTXを休薬しトシリズマブを3週1回減量 長期寛解維持のところ…誘因なく突然指輪をされている左環指PIP関節が著明に腫脹。皮下蜂窩織炎と判断し経口抗生剤を十分量投与するも改善せず手指壊死危険性が高まり関節エコーガイド下で少量のトリアムシノロンアセトニド局注壊死の危険性は回避されるも関節エコー上はPIP関節滑膜炎持続
  
疼痛と可動域制限があり再度関節滑膜トリアムシノロンアセトニド局注するも改善せず手の外科専門医にコンサルト。関節注射後感染膿瘍形成が疑われMRI検査を施行⇒伸筋腱 屈筋腱 側副靭帯 骨 軟骨異常無 皮下膿瘍 嚢胞 充実性皮下軟部腫瘤等が疑われるとの画像診断を報告。関節滑膜内にトリアムシノロンアセトニド局注施行に由る細菌感染の合併であれば骨 軟骨破壊像が見られるも幸い異常無
  
基幹病院 整形外科にて滑膜切除病巣掻把術施行頂き、術中所見としては伸筋・皮下組織には膿瘍形成は見られず腱周囲の滑膜は肥厚黄褐色を呈し滑膜切除施行し病理科に提出 細菌培養検査にて真菌Candida albicansを検出し真菌性滑膜炎疑いと診断。手術施行頂いた先生から直接コンタミネーションの可能性もありますが念の為 術後抗真菌剤投与しておきます』と御連絡下さいました。確定診断と成り得る病理診断は…『カンジダを含む真菌の菌糸 芽胞PAS染色陽性となるも本標本でPAS染色を行いましたが真菌の検出無』とのコメントに加えて
   
組織学的には滑膜増生著明なリンパ球浸潤が見られ少量の好中球の浸潤もあり.リウマチに由る滑膜炎の可能性もあり臨床的に総合的判断必要と御診断頂きました。細菌性関節炎では好中球大量に浸潤し真菌感染ではPAS染色菌糸・芽胞が検出、関節リウマチ病理的特徴としてリンパ球を主体とした炎症細胞浸潤 滑膜細胞増生に伴う柔毛性増生と多層化 血管新生 骨軟骨破壊とされ本症例に当てはまる点は多々あるも全ては満たさない状況にあり。
  
滑膜内は真菌は検出されなかったものの関節注射前の発症時(手指の蜂窩織炎にて抗生剤投与するも効果が無かった)の時点で真菌感染が既に存在生物学製剤投与下の為 その皮下炎症遷延化+関節リウマチ由来滑膜炎局所再発した混合病態が考えられ、整形外科にて病巣掻把術施行により腫脹可動域劇的改善し上記の複合的病態一掃頂けた事が大変幸運であったのではとフロアの先生からコメントを頂きました。関節注射に由る直接の感染合併否定されたものの今後も局注適応熟慮消毒徹底を行いより安全関節注射行って参ります<(_ _)>


2014年から10年に渡り関節リウマチ・骨粗鬆症を中心に講演会等の学術活動を行って参りましたが令和7年度以降外来診療専念致します為 学術活動を大幅に縮小致します<(_ _)>

2025-01-08 13:21:00

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