医療法人 東永内科リウマチ科

大阪市東淀川区の 内科,リウマチ科(リウマチ,膠原病,骨粗鬆症)
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トップページ»  とうえいブログ»  とうえい外来»  ...骨粗鬆症の新ガイドライン2025年度の速報版を掲載しました!

...骨粗鬆症の新ガイドライン2025年度の速報版を掲載しました!

...骨粗鬆症の新ガイドライン2025年度の速報版を掲載しました!

昨年策定されました『骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2025の速報版として新ガイドラインの一部を掲載致しました!



診断編としましては2025年の最新のガイドラインでは腰椎と大腿骨近位部・頚部を測定することが強く推奨され、検査時に脊椎変形脊椎の手術等でどうしても仰臥位での検査が不可の場合に限り前腕骨DXA⇒中手骨MD法を参考にすると明記されました。また本年度の医療制度改正で頻回(4か月に1回)の骨密度の測定が制限され(条件付き)1年に1回のみ測定となり限られた検査体制も含めDXA法に由る腰椎 大腿骨近位部・頚部の骨密度測定が大変重要となります。



踵骨の超音波法は放射線を使用せず簡便でありますが測定誤差がある事から骨粗鬆症精密検診の対象可否のスクリーニング検査の一環としては利用すべきであるも診断治療には不向きであり、中手骨のMD法X線に由る皮質骨の測定の為 簡便であるも治療評価が困難⇒同条件でもDXAに由る腰椎・大腿骨骨密度と大きな乖離が見られる事から今回のガイドラインから外れDXA検査が不可時のみ『参考』の位置付けとなりました。



新規ガイドラインが提唱する生活習慣病関連骨粗鬆症においては腰椎・大腿骨の骨密度が71%以上でも 中等度以上の糖尿病 インスリン使用 の場合や 慢性腎臓病  慢性肝臓病 喫煙 COPD等の生活習慣病を有する患者さんに おいては骨粗鬆症の薬物治療の対象となりました。 



80%遺伝するとされる大腿骨々骨折の家族歴を有する場合や、世界保健機関(WHO)の国際共同研究グループが作成した骨粗鬆症診断ツール FRAX®(HP:Frax Calculator | FRAXplus® は簡単に身長 年齢 骨折歴や喫煙歴 ステロイド服用 関節リウマチ罹患等をチェックする事で10年以内の脊椎骨折と大腿骨々折の発症リスクが算出)にて骨折確率15%以上で薬物治療の対象となりました。


(FRAX®️ホームページ:Frax Calculator | FRAXplus®

大腿骨々骨折の家族歴や糖尿病 慢性腎障害 COPDの生活習慣病を有する場合は健常者と比してかなり骨折率が高(糖尿病罹病期間が10年以上主要骨粗鬆症骨折リスク1.34倍 大腿骨近位部骨折リスク1.94倍と報告)いとされており、DXA法に由る腰椎・大腿骨の骨密度検査に由る早期診断と早期治療介入が重要となります。



2次性骨粗鬆症として最も多いとされるステロイド骨粗鬆症のガイドラインも10年ぶりに改訂され薬物治療の開始基準とされます『危険因子スコア3点以上』の変更はありませんが、薬物療法に『代替え薬』の表記が無くなり、抗RANKL抗体(プラリア®)とSERM(ラロキシフェン バセドキシフェン)が新たに加わり腎機能が悪くビスフォスフォネート製剤が服用出来ない患者も含め治療の選択肢が拡大しました。



原発性骨粗鬆症の薬物治療評価基準においても腰椎と特に大腿骨DXAの評価を行った上で治療薬を選択し、差し迫った骨折リスクを有する患者にはテリパラチドやロモソズマブ等の骨形成促進剤第1選択として推奨されており、2年以上前に骨折既往を有する患者に対しても骨形成促進剤を第1選択薬としビスフォスフォネート製剤やデノスマブといった骨吸収抑制剤第2選択と推奨しいています。



新ガイドラインにおいて骨代謝マーカーを用いた骨粗鬆症治療薬の治療効果判定のフローチャートも掲載されており骨吸収マーカーは治療開始時治療開始後3~6か月で測定し変化率を算出。有意な変化が見られ無い場合は測定期間の問題続発性骨粗鬆症の合併、骨粗鬆症患者さんの服薬に対するアドヒアランスの低下(不十分な服薬状況)等を考慮すべきと記載されています。



関節リウマチ骨粗鬆症において欧米のコホート研究では健常者と比して関節リウマチ患者の臨床椎体骨折率2.4倍 大腿骨近位部骨折率2.0倍とされ、骨折リスク因子としては 女性 ステロイド(GC)長期服用 年齢 疾患活動性 骨びらん 過去の骨折歴 罹病期間がリスクファクターとされ最大のリスクはGCの長期服用でありました。 またメトトレキサート 生物学製剤 JAK阻害剤を投与しても骨密度の維持は不能とされ骨粗鬆症の治療も併せて行うべきとガイドラインでは提唱されています。



当院の Chorale DXA System全身の骨密度の測定が可能であり検査用ベッドと計測アーム一体型の骨密度測定器を用いて大腿骨近位部・頚部・腰椎の骨密度を正確に測定します。また使用する放射線量は人間ドック等の健診での肺レントゲンの僅か15分の1で被ばく量が極めて少ない検査機器です。



骨密度測定1年1回限定⇒①治療開始1年以内 ②治療中に骨折が生じた場合 ③ガイドラインで示されるている危険因子が増えた場合 ④ビスフォスフォネート製剤の中断を検討する場合 ⑤ステロイドやアロマターゼ阻害薬や抗アンドロゲン薬等 骨密度に影響する薬剤を使用する場合は4カ月に1回骨密度の測定は引き続き可能となりますが 日本骨粗鬆症学会 認定医に由る 腰椎・大腿骨DXAのを用いた骨粗鬆症診療を是非お受け下さい。

2026-02-03 17:33:00

とうえい外来   |  コメント(0)

 

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