大阪市東淀川区の 内科,リウマチ科（リウマチ,膠原病,骨粗鬆症）
医療法人　東永内科リウマチ科

第１回目の東淀川区関節エコーセミナーに参加して参りました！従来は関西エコーエキスパートサミットとして半年に１回大学病院にて開催されますが、今回はなんと！東淀川分科会として開催されました。

会場のキリスト病院

今回のテーマは『関節エコーに依る血清陰性脊椎関節症と関節リウマチの鑑別』についての講義と『付着部炎関連の関節エコー手技』でありました。岡野先生の講義を聴講すべく外来終了後に午後７時過ぎにはダッシュする予定でしたが、午後診察が終盤でも混み合い関節エコー診療をしておりますと８時前になっておりました。会場に到着したのが８時１５分で講義も終了寸前でした(T_T)/~~~。
　
会場は満員御礼の大盛況でした。　　　　　　　　　　　　アキレス腱と付着部の実践エコーセミナー

講義終了後に付着部炎関連の関節エコー手技の実習講義が始まり、多くの新進気鋭のキリスト教病院の若手ドクターと検査技師の先生が中心となり熱気ムンムンで熱心に皆さん聴き入っておりました。よく見ますと数人の淀川区医師会？の先生方以外は、ほぼ若手ばかり。私はかなり年寄りの方でありました((+_+))。

関節リウマチでも起こりますが、強直性脊椎炎や乾癬性関節炎、反応性関節炎等の関節リウマチの鑑別診断に付着部エコーは大変有用です。アキレス腱付着部以外に上腕骨外側上顆、膝蓋腱付着部（遠位）、足底筋付着部の観察も重要です。

当院でも積極的に付着部エコーを行っています。
当院の東芝Viamo
メカニカルな変化ですとアキレス腱の炎症を認めますが（下段）アキレス腱付着部は正常で炎症は認めません（上段）

　
付着部炎の患者さんですと健側（下段）に比して病側(上段）が有意にアキレス腱の肥厚と炎症シグナルを認め、同時にアキレス腱付着部（近位側）にも肥厚と滑液貯留を認め、同部位に僅かですが炎症所見を認めます。

東淀川分科関節エコーの会は第２回目の開催を期待し、大盛況にて終了しました(^_^)。しかし...最も残念な事は『東淀川』関節エコーセミナーでありながら東淀川区医師会の先生の参加は(私以外)ゼロでした(T_T)。

東淀川区のリウマチ科の実地医の先生方...一緒に関節エコーやりましょうよ(^_^)/。次回の参加に期待します。
 

2016-09-16 23:45:00

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