医療法人 東永内科リウマチ科

大阪市東淀川区の 内科,リウマチ科(リウマチ,膠原病,骨粗鬆症)
医療法人 東永内科リウマチ科

〒533-0014 大阪府大阪市東淀川区豊新5-6-19
TEL 06-6329-0276

当院の専門外来
関節リウマチ外来のご案内
日本リウマチ学会専門医
指導医による4つのポイントを重視した関節リウマチの 専門診療を行っております。

 

土曜午前9:00-午後3:00関節
リウマチ専門外来のご案内
平日お忙しい患者様を対象とした関節リウマチに特化しました土曜専門外来です!

 

骨粗鬆症専門外来の案内
日本骨粗鬆症学会認定医による骨粗鬆症 リウマチ性疾患の骨折予防の為の専門外来を行っています!

 

関節エコー外来の案内
リウマチは早期診断、早期治療、早期寛解が大変重要です!!正確な早期診断の為、専門外来を診療中です!

 

診療についてのご案内
関節リウマチ、膠原病
関節リウマチ、膠原病に関するご案内

 

内科
当院の内科診療に関するご案内

 

骨粗鬆症、抗加齢医学
骨粗鬆症、抗加齢医学に関するご案内

 

※上記QRコードを読み取ると携帯サイトを閲覧することが出来ます。
アクセスカウンター

トップページ»  とうえいブログ»  講習会・勉強会・資格認定»  ...RA Round Table Meeting in OSAKAに参加して参りました。

...RA Round Table Meeting in OSAKAに参加して参りました。

...RA Round Table Meeting in OSAKAに参加して参りました。

RA Round Table Meeting in OSAKA
に参加して参りました。外来診療が大変忙しく、ヘロヘロ状態。11月16日の骨粗鬆症の勉強会の直ぐ直後ですが11月19日土曜に当院2例目のトファシチニブ使用患者さんに安心に使用頂ける様、最新の知見を勉強しに行って参りました(^_^)/。当日は午後2時から東淀川区医師会の保険診療の講習会もありダブルヘッダーでクタクタでした(@_@)。

今回は本邦発売後3年が経過しておりますトファシチニブですが、全国でもなかなか使用患者さんが増えない様です。今回の勉強会は円形テーブルに着座し10名足らずでしたが、大阪医大リウマチ膠原病内科の槙野教授や大阪市総合医療センター総合診療科(リウマチ内科)部長の後藤先生等の大変御高名な先生方と大変近い距離でディスカッションできました(^_^)/

 
今回はトファシチニブの基礎医学から臨床医学まで大変お詳しい神戸大学の森信暁雄先生のお話を聴講して参りました。詳細は当院HPにも掲載しております(http://www.touei-clinic.jp/original30.html)が前回にはなかった御話も聴講できました。

基礎医学的試験(試験管を使用した細胞レベルの研究)としてヘルパーT細胞にトファシチニブを添加するとIL-17の発現の抑制を認め、ケモカイン産生の抑制からIL-7、IL-9、IL-21…聴いている間に(._.)眠気が襲いそうに…(*_*;)基礎医学から臨床応用の御話になりますと眼が覚めだし、トファシチニブの様々な作用が理解できました。
 
今回の基礎的研究結果の総括として
①Tリンパ細胞のJAK pathwayだけのシグナルを抑制するだけでなく、
②樹状細胞(情報伝達屋の細胞)に直接作用しインターフェロンαを抑制また樹状細胞の免疫受容体(CD80/CD86)にも作用しアバタセ  プト(オレンシア®)に類似したTリンパ球への共鳴刺激作用抑制も有している可能性が解ってきました。また
③ Bリンパ細胞にも直接作用し関節を破壊する自己抗体やトシリツマブ(アクテムラ®)と類似したインターロイキン6も抑制する事も判明。
 
試験管内の細胞研究でありますがトファシチニブのマルチターゲット作用に因り関節リウマチの治療に奏功する事が明らかに!。
 
神戸大学病院での使用患者さんでは現在まで25例使用されたとの事で、当院でも少ないながら2例使用。東淀川区では(キリスト教病院よりも先に)第1例目に使用し著効しました。副作用は生物学製剤と同様に様々にありますが、やはり帯状疱疹ヘルペス感染症が多いとされています。(詳細はhttp://www.touei-clinic.jp/original30.html

発売当初発がん性が高いのでは?と心配されましたが最近になり一般の生物学製剤よりも寧ろ低く、当初の発がん危険度1.28が現在では1.0未満(最新の知見であ0.88)とされ、比較的安心な薬剤となったと言えそうです。
 
トファシチニブの発がんリスク1.24➡現在では0.88と妊婦さんでも使用可能なエタナルセプトと変わないリスク因子に


続いて済生会中津病院の中澤先生が座長と司会を務められたディスカッションコーナーでは各先生方トファシチニブの使用経験や疑問点、重症化の予見方法等を挙手形式で意見を述べていきました。

免疫機序として原因不明であるも円形脱毛症が改善?するお話や、当院で重症化された患者さんが間質性肺炎を発症する直前に治療が奏功し栄誉状態が大きく改善したにも関わらずLDL値低下した事からトファシチニブと脂質代謝の関係について、発がん性低下してきた今は治療前のガンのスクリーニングはどこまでするべきか?町医者でありますが遠慮なく私もベラベラと質問と意見をさせて頂きました。
 
トファシチニブ不応例にはどのバイオスイッチが良いか…。トファに効果なければTNF製剤を使用するべきのお話から、従来の無効となった抗リウマチ薬では再開しても効果は無いがトファシチニブは抗原性は無いから再開しても効果は一定で減量休薬では?タクロリムスとトファシチニブは併用は安全の文献報告が無い為禁忌?であるが、実際は併用問題ないのでは?メソトレキセレートと併用する方がより悪性リンパ腫のリスクが上がるのでは?と沢山の意見とディスカッションをしている間にあっという間に終了時間に(@_@)

本当に勉強になりました(^_^)/明日の臨床に直ぐに役立てそうです!

2016-11-20 14:06:42

講習会・勉強会・資格認定   |  コメント(0)

 

コメント

お名前
URL
コメント