医療法人 東永内科リウマチ科

大阪市東淀川区の 内科,リウマチ科(リウマチ,膠原病,骨粗鬆症)
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...大学病院で医局セミナーにて講義とハンズオンセミナーをして参りました。(ハンズオン編)

...大学病院で医局セミナーにて講義とハンズオンセミナーをして参りました。(ハンズオン編)

医局セミナーにて講義の後にハンズオンセミナーをして参りました。過去の関節エコーの研修会では実習材料としてお肉をサランラップに包んでエコーガイド下で穿刺するといった内容でした。研究会や学会で色んな先生方に御教授頂き、書物を読み、実際に数多くの患者さんに穿刺した私の感覚から重要な点として3つを挙げました。

まず第一が穿刺の前のポジショニングと言えます。患者さんをどこに座ってもらい、どの位置からどの向きどの角度で穿刺するか。目視するエコーの位置が何処にあるべきかが大変重要と考えます。



次に重要なのが感染予防の徹底です。完全無菌状態の関節内に菌が感染すると大変です。関節を破壊予防に注射をして化膿性関節炎を引き起こし、関節機能反って悪化しては本末転倒です。こちらも様々な先生から御教授頂き、多くの論文の報告から当院の感染予防法についてレクチャーと実践致しました。

感染率は10.000分の4で(0.04%)となっていますが、時間をかけて消毒し滅菌ゼリーを使用する事で更に確率は低下すると思われます。そして次に重要なのが、ゼリーの造形です。造形?とは何ぞや?と思われるかと思いますが、小さい患部に細い針を穿刺する時に、針をエコーから見失いますと穿刺した状態で針を探し動かす事で患者さんは痛みを強く感じてしまいます



針を穿刺する前からエコー画像内に患部と針をキチンと描出し、真っ水平に穿刺する事で画像から針が消える事無く最短距離と最小時間で穿刺注入が可能となり患者さんの痛みも軽減されます。実習では針を健常者に刺す事が出来ないので私が編み出したクリップ付き注射器で(針の太さは実際の針よりやや太いくらい)やって頂きました。

こちらの注射器を使用しますと実際の穿刺の状況と全く同じ状態でクリップが針の如く描出されます。クリップをエコーで描出しながら健常者(私の指ですが(^^;))の皮膚に押し当てる所まで何度もやって頂きました。

実際は手袋を着用し清潔操作を意識しながら滅菌ゼリーとイソジンが混じりゼリーが滑りやすくなった所に、患者さんの体温でゼリーの粘調度が低下し、よりヌルヌルした状況で左手でプローブを持ちながら右手で針を穿刺し、画像で針先を確認する操作となりますとやはり経験を積む事が重要と言えます。


続いて実際に穿刺する関節に対するトリアムシノロンの関節注射の投与量について様々な文献の報告や関節エコーのSAKURAの会で岡野先生に直接御指導頂いた投与量についても詳しく説明しました。


セミナー終了9時半の予定がハンズオンに時間を要してしまい、結局10時半になってしまいました。医局の先生方も大変お疲れの状態でのセミナー開始でしたので申し訳ない限りです。

拙いスライドで申し訳ありませんが、このブログを参考にして頂き、様々なリウマチ医療機関でエコーガイド下でのトリアムシノロンの関節注射が広まることを期待したいところです。

2017-02-25 23:32:00

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