医療法人 東永内科リウマチ科

大阪市東淀川区の 内科,リウマチ科(リウマチ,膠原病,骨粗鬆症)
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...大学病院 リウマチ内科 関節注射第1号…

...大学病院 リウマチ内科 関節注射第1号…

5月13日(土)は最初の大学病院での関節エコー+関節穿刺外来を祝福するかの如く台風並みの大雨( `ー´)ノと強風でした(T_T)。大学病院に着く頃には幸い小雨で重たい関節エコー器を担いで診察室へ。教授から直々に御紹介頂いた4名の関節エコー患者さんの内 1名の方が強い左手関節痛でエコーをしました所、炎症シグナルは中等度(PD2)ですが、滑膜肥厚が軽度(GS1)…。ちと的が小さいか(~_~;)...しかし患者さんの痛みが大変強い事から、第1例目として関節注射の施行を!
⇒⇒
ところが、頼んでおりましたポール針ENが届いておらず、関節針の先が見難い通常の採血針を使う事に(T_T)。しかし『弘法筆を選ばず』で若手の先生の前に腕の見せ所!と処置を開始。まずは消毒を念入りにアルコール綿とイソジン処置をしっかり行いハンズオンセミナーで行った処置を実践。
➡➡
                 クリップ付のデモ注射器での穿刺                                          実際の穿刺
立体的にゼリーを盛り付けプローベをやや斜め後ろに倒し、血管と伸筋腱を避けて病変部の関節腔を描出。気が付けば10名位の先生が来られておりました(◎_◎;)。穿刺部位のベストポジションを先生方にお示しし、解説している所までは良かったですが…いざ穿刺となると説明している間にゼリーの粘調度が低下し、肝心の関節内腔を見失う始末(T_T)。やはり個人で穿刺の瞬間を見つけて一気に行うのと、解説しながら行うのはかなりの相違がありました。
➡➡⇐画面に針が描出)
         クリップ付のデモ注射器での穿刺                                      実際の穿刺

穿刺ルートと針を描出し関節内に穿刺。ハンズオンと同じ手技を先生方にお示しする事ができました。関節内腔に穿刺針が達しトリアムシノロンを注入。痛みが強く活動性が高いのでトリアムシノロンを20mg注入の予定が10mg注入してから懸濁液により針先が見えなくなり(ポール針がこれを解消します)、圧を掛けても注入できなくなり、僅かに映る針先を確認し角度を変え注入を試みるも施行できず。

関節内腔が小さい為、ここで無理に注入すると脂肪内にトリアムシノロンが浸潤し脂肪肝没が起こり、皮膚に大量に逆流する事で不可逆的で広範囲の白斑が発症する事から(当院では発症無)、暫く粘りましたが10mg注入で撤収しました。
 (トリアムシノロンの副作用集から抜粋)
           トリアムシノロンの副作用に因る皮下の脂肪組織の陥没と、白斑性変化


『スパッと短時間で関節穿刺と注入』というお手本を先生方にお示し出来なかったのは、針の種類や解説の時間等は関係なく、前述の『弘法筆を選ばず』の如く私の経験と手技の能力が160症例に達しても未だ未だ不足しているのが原因と言えるでしょう。条件が悪くても円滑に確実に手技が出来て初めて本当のエキスパートでしょう(~_~;)。
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しかし最も重要な事は手技に時間が掛かっても、その後の患者さんの痛みを取って差し上げる事が出来ているかに尽きます(私の少ない経験では10㎎でも十分著効しますが…)。少なくとも今回の長くかかった穿刺手技については『針を刺す時も 刺している間も全然痛くなかったです。ありがとうございました。』と仰って頂き、救われた感がありました(^-^)。再来週の火曜に教授の外来の受診予定との事で、時間は掛かりましたが痛みが消えている事を期待します。これに懲りずまた頑張りまっす(^_^)/。

2017-05-14 12:00:58

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