医療法人 東永内科リウマチ科

大阪市東淀川区の 内科,リウマチ科(リウマチ,膠原病,骨粗鬆症)
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...大腿骨頚部骨折 西日本で増加の報道。

...大腿骨頚部骨折 西日本で増加の報道。

本日毎日新聞から大変興味深い新聞報道がありました。◇近畿大などがまとめ 地域差は最大で2倍程度…
報道内容によりますと➝骨の密度が下がる病気「骨粗しょう症」が進むと生じやすい「大腿骨々折」の人口10万人当たりの発生率を都道府県別に集計すると、中部から九州にかけての西日本で高かったとの調査結果を、大阪医大や近畿大の研究グループがまとめた。地域差は最大で2倍程度。食習慣の違いが影響している可能性があるといい、研究グループは要因分析をさらに進めるとの事。

玉置淳子大阪医大教授(疫学)らは、公的医療保険を使った医療の受診記録に当たる診療報酬明細書(レセプト)の情報を全国で集めた国のナショナルデータベースを活用。2015年の大腿骨骨折の男女別患者数を都道府県ごとにまとめ、40歳以上の10万人当たりの発症率を集計しました。


その結果 全国の患者発生率は、女性が10万人当たり299人、男性同89人だった。女性が多いのは、骨の細さと骨形成に関わるホルモンが閉経により減少するため。発生率は全国平均を100とすると、女性で最も高かったのは兵庫で120。和歌山(118)、沖縄(同)、大分(116)、奈良(同)と続いた。男性は高い方から順に、沖縄(144)、長崎(126)、和歌山(同)、佐賀(124)、兵庫(121)、鳥取(同)。
一方低いのは男女とも秋田、青森、岩手、宮城、北海道の順で、63~78にとどまった。玉置教授は「大腿骨骨折のリスク要因は、BMI(体格指数)の低さ、喫煙、多量飲酒、ビタミンDの不足。発生率の高い地域の人は、食生活に特に気を配ってほしい」と話す…。


ここからは私見ですが、東北地方等の交通網が発達していない所ほど歩く量が多くなり、歩行に因る骨強度の違いが地域差に出ているかと思っておりましたが…特に兵庫県や和歌山県に住んでいる方の食生活が悪いとは思えません。やはり自治体の骨粗鬆症予防の啓発運動の差がある様に思えます。

年齢や閉経、関節疾患の合併に伴う運動不足等、個人の努力では予防不可能な場合もあります。いつも大変お元気な黒柳徹子さんが大腿骨々折を起こされ、車椅子で舞台に出ておられたのは大変インパクトがありました。自己予防も重要でありますが、やはり骨粗鬆症検診を受けるべきと考えます。骨密度の計測は検診の一部にしか過ぎず、正常だからと言っても安心できません。骨質や運動量生活習慣の集計を考えますと、骨粗鬆症の早期発見は胸椎腰椎のレントゲン検査が絶対必須と言えます。

 
骨粗鬆症の御心配な方は、骨密度の測定だけでは無く、受診した医療機関にて胸椎腰椎のレントゲンを撮ってもらう事が重要です。可能であれば骨代謝に問題ないか『骨吸収マーカーと骨形成マーカーの血液検査をしていただく事。カルシウム代謝に問題が無いか『尿中カルシウム/尿中クレアチニン比率』の検査をしてもらう事も大変重要です。

2017-10-03 22:54:00

とうえい外来   |  コメント(0)

 

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