医療法人 東永内科リウマチ科

大阪市東淀川区の 内科,リウマチ科(リウマチ,膠原病,骨粗鬆症)
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...JCR2018に参加、聴講、発表して参りました!(その3)

...JCR2018に参加、聴講、発表して参りました!(その3)

今回は日々の診療に直結する『関節エコー』や『関節リウマチ最新の話題』等の講演の聴講は封印し、新しき知識の見聞の為 朝イチの『リウマチ疾患と皮膚病変』に続きランチョンセミナーでは整形外科に受診される事の多い『脊椎関節炎の病態を考慮した診断と治療の実際 ~最新のUP DATE』について聴講して参りました。早朝10kmランの後は朝ご飯を食べる間も無く、『ランチョンのランチ』を楽しみにしておりました(^_^;)。

早速お弁当を頂きました。昔は肉肉しい脂っこい御弁当が多かったのですが、最近は健康面を配慮し?あっさり系の御弁当が多い様な…。しっかり御弁当を頂いた後は高知大学リウマチセンターの谷口義典先生と聖路加国際病院の岸本暢将先生の講演を聴講しました。

まずは血清陰性型脊椎関節炎の基礎的分類から始まり、強直性脊椎炎を中心に講演を頂きました。炎症性腰背部痛から発症するも全ての患者が病期が進行する訳ではなく10~12%が進行するとの事

合併症として乾癬2% ブドウ膜炎21% 腸疾患9%との事。重症度としてニューヨーク診断基準1984がありX線で基準を決めているが少し曖昧との事。しかし診断の遅れると予後不良に繋がり リスクの一番が機械的な刺激(特にアキレス腱付着部炎では過重負荷➡メカニカルストレスで病的にサイトカインが上昇し➡付着部炎を発症)既存の坐骨神経痛や慢性疼痛が挙げられ、また遺伝的にHLA-B27を有する場合は進行し様々な経過を辿ると御話されました。ここに喫煙習慣や最近の話題として強直性脊椎炎発症の要因としての『腸内細菌叢の異常』が加わるとより病状が悪化するとの事。
  
マウスの実験で腸管内有菌状態で飼育すると腸炎や関節炎を引き起こすと報告されており 腸内細菌層異常➡粘膜の菲薄化➡菌の流入➡炎症サイトカインの増加➡血清TNF IL-22 IL-17の上昇にて脊椎炎を発症するとの事。臨床的には慢性腰背部痛患者をどうマネージメントするか。45歳以下で炎症性腰背部痛があれば鑑別として椎体骨折 ヘルニア 心血管疾患 乾癬性関節炎 脊柱管狭窄症 身体化表現性障害が挙げられ脊椎病変の鑑別も含めてリウマチ専門医へ受診をすべきとお話されました。

その後は岸本暢将先生の講演として乾癬性関節炎の最新の話題をお話頂きました。IL-17製剤の有効性やリウマチ性疾患の鬱状態にTNF製剤を使用すると関節炎が改善ないのに痛みや不安感が改善する話題(➡脳内TNFの低下が痛みや鬱症状に関連)から…
 
肥満とリウマチ性疾患の悪化の原因として…痛みが強い➡動かない➡体重増加➡肥満(脂肪)細胞から免疫サイトカインが放出➡関節病変が悪化に至るとの事。逆に肥満があれば減量➡脂肪細胞からのTNFが低下➡リウマチの病態も改善するという興味深いお話も頂きました。

又肥満者の場合は寛解状態であっても脂肪細胞由来のCRPが存在し病状に比してCRPが少し上昇する可能性があるとの事。その場合は免疫強化療法をせずに経過を見るべきと御話頂きました。

Meet the expertでは手指の僅かな関節変形を見落とさない極意を教えて頂こうと加古川医療センターリウマチ科の中川夏子先生のセミナーを受講し、最近大変問題になっておりますメソトレキセート関連リンパ腫についてのワークショップ等 明日の診療からすぐに役立てます様しっかり聴講して参りました。

最後に千葉大学の池田啓先生の『関節エコーを用いた生物学製剤減量と休薬戦略』を是非とも聴講したかったですが・・・前日の診療の疲れ+睡眠不足+早朝10kmラン(これは要らんかった(>_<))から疲労全開で聴講できず、上記5セッションの聴講とポスターセッションの発表にて第62回日本リウマチ学会総会 学術集会は終了しました。
 
クタクタで自宅に到着し玄関を開けますと、2日ぶりの感動の再開??でソラちゃんが私に猛突進(+_+)。飛び上がって顔中ベロベロと舐められ(^_^;)着替えすらできない状態でありました(T_T)。

まだまだブログでお知らせしたい学会で聴講した内容が多数あるのですが…5月の学会発表や研究会の発表、総合病院からオファー頂いたハンズオンセミナーのスライド作成等 多忙を極める為 JCR2018のレポートはこれにて終了いたしま~す(^_^)/~~~。又来年も懲りずに発表致します(^_^)v。

2018-04-30 15:17:00

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