医療法人 東永内科リウマチ科

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...第18回日本抗加齢医学会 総会にて発表して参りました。

...第18回日本抗加齢医学会 総会にて発表して参りました。

5月26日(土)に大阪国際会議場で開催の第18回本抗加齢医学会総会にて発表して参りました(^_^)/。今回は何故か?ワークショップ(口演)にて採択頂きましたが…順番が順天堂大学➡国際福祉大学➡東永内科リウマチ科(+_+)➡兵庫医大➡慶応義塾大学の順番でありました。しかも座長は順天堂大学の教授と大阪大学の教授…。
  
血管壁断面狭窄率と特発性骨増殖症の関連性の研究から変形性膝関節症のSOD活性についての研究に多変量解析等、この中に骨粗鬆症検診と治療介入の有用性についての町医者研究では内容が余りにもチープ過ぎる(*_*;)…おまけに会場を下見に行きますと200人は入る会場でありました(-_-メ)。集中砲火を浴びるのでは…の不安はありましたが、いざ始まりますと会場は40~50人程度で会場の人口密度も低く、かなり空き空き(^_^;)。
  
今回の発表は昨年10月に発表した第19回 日本骨粗鬆症学会にて発表した内容に更に人数を増やして検討。痛みの無い無症候性脊椎骨折患者さんの中から、治療を全く受けておられない患者さんや、治療を行っても長く薬を服用すると効果が減弱してくるので、効果が途切れて脊椎骨の変形(隠れ骨折が)進んでいる患者さんを発見し治療介入を行い成果がどれだけ上げれるかの調査を行いました。
   
治療を全く受けておられない未治療の患者さん群➡新規治療群 長く治療を続けて効果が減弱している可能性があり治療変更が必要と考えた患者さん群➡治療変更群として合わせて54名を抽出し重症度で分けて更に4群に群別化。腎機能(e-GFR)に応じて中等度群はビスフォスフォネート製剤かラロキシフェン、バセドキシフェンと言ったSERMにスイッチ。重症群は腎機能が許す限り当院イチ押しの特効薬であるデノスマブを導入しました。
  
結果として治療介入により約90%が新規椎体骨折や既存椎体骨折の進行は認めず、残念ながら10%は1年間の短期間で形態骨折の進行を認めました。その10%はやはり治療を受けておられない患者さんのグループ『重症新規治療群』でありました。強力な骨吸収抑制薬を用いた治療を行っても効果がでるまで骨粗鬆症は進行してしまうのです(>_<)。

やはり早期発見 早期治療が大変重要と言えます。骨量増加が認め難いMD法でしたので、1年間の介入では有意な骨密度の増加は全群認めず。骨質マーカーの血清ホモシステイン値、UCOC値も治療介入にて特に有意差は認めませんでした。破骨細胞の活性化に繋がる骨吸収マーカーTRACP-5bは中等症群 重症群 新規群 変更群問わず全例有意に低下を認めました。骨吸収抑制薬の治療介入に因る効果が出た結果と考えます(^_^)/。
    
考察として、骨密度の計測も勿論重要ですが、何故に当院では胸椎腰椎のレントゲン検査にここまで拘るのか??それは15年以上も前から脊椎骨折の本数と入院率➡死亡率が大変密接に関連しているからなのです(◎_◎;)。椎体骨折0~1に対して3本以上ですとなんと死亡率が4倍以上に跳ね上がるのです!骨密度と合わせて胸椎腰椎レントゲン検査の重要性がここにあるのです。
  
腰椎や大腿骨の骨密度を計測するDEXAの検査機器は大変効果で何千万円クラスですが、 胸椎腰椎レントゲンは誰でも何処の医療機関でも低コストで撮影可能であり、日本骨粗鬆症学会のガイドライン則ったSQ法は大変簡便であり治療評価の信用度も大変高い のです(^_^)/。また隠れ骨折として血液検査のホモシステイン値の計測の有用性も報告。骨吸収抑制薬の介入により全例破骨細胞の活性化を抑制(TRACP-5b)が達成できましたが、重症群に於いて35%に治療に骨粗鬆症骨折が進行してしまった如く、デノスマブの大規模臨床試験であるFREEDAM試験に於いても3年遅れてデノスマブ使用すると3年早く投与した群と比較して5年度の評価時に於いてかなり骨密度の上昇が悪い結果となったのです(@_@)。
  
上記を結語として無事時間内に終了。大病院の整形外科の先生方からは重症化になる前に水際戦術で診療している内科クリニックの検診に大変興味を持って頂けた様で、薬剤の変更のタイミングや骨折が進行した症例のその後の経過、活性型ビタミンD製剤の追加併用のタイミング等沢山の建設的な御質問を頂けました(^_^)。発表終了後、座長の先生方に御挨拶に伺った所…大阪大学教授の冨田先生と順天堂大学教授の金子先生から『先生ぇ~面白い演題だったよぉ~。酷い多発脊椎骨折の状態の人ばっかり来るから、こんな予防対策もあるとは思わなかったよ~。色々な代謝マーカーの関連性も含めて頑張って臨床研究して下さいね。』と大変励みになる御言葉頂けました(^_^)v。また頑張って町医者臨床研究を行って参ります(^_^)/。

2018-05-30 21:04:00

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