医療法人 東永内科リウマチ科

大阪市東淀川区の 内科,リウマチ科(リウマチ,膠原病,骨粗鬆症)
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...骨粗鬆症を考える会の特別講演を聴講し座長を務めて参りました。

...骨粗鬆症を考える会の特別講演を聴講し座長を務めて参りました。

8月25日(土)に梅田のハービスエントにて開催されました『骨粗鬆症を考える会』の特別講演を聴講し一般演題の座長を務めて参りました。特別講演ではリウマチ専門医 指導医でもありますが『骨粗鬆症』領域では大変御高名で多くの骨粗鬆症関連の書籍を執筆しテレビやマスコミ等にてもよく出演されておられます信州大学病院 整形外科の中村幸男先生の特別講演を聴講して参りました。

講演の冒頭では平均寿命が最も高い本邦に於いて他の先進国と比較して大腿骨々骨折患者が寧ろ増加している矛盾をお話されました。その原因の一つとされるのが骨粗鬆症検診の受診率の低さが挙げられるとの事。


検診率は1位山梨県 2位栃木県 3位群馬県の順で、中村先生が診療されている長野県は丁度全国平均で当地区の大阪府は平均以下の状況です。医療機関と自治体が一体化し骨粗鬆症検診の推進の重要性をお話されました。次に骨粗鬆症発症の危険因子として痩せ 肥満に伴うADL低下 閉経 小柄な人 飲酒(1日3合以上) 糖尿病 甲状腺疾患の既往 喫煙者 乳製品をあまり摂取しない ステロイド服用中 関節リウマチの既往 薬剤性等々を挙げておりました。その中で最も重要な大腿骨々折危険因子となるが家族歴➡遺伝的要因(◎_◎;)なのです!

最後に治療面い於いては沢山の新しいジャーナルの情報を御教授頂きました。大腿骨皮質骨の増量効果はリセドロネート(アクトネル® ベネット®)≪アレンドロネート(ボナロン® フォサマック®)と言われておりましたが、最新の知見ではアレンドロネート≪リセドロネートという報告もあり、効率的なビスフォスフォネート製剤の治療として最初6か月はリセドロネートを使用し➡6カ月以降はアレドロネートにスイッチすると骨密度の増加がより効果的と事。

最近の知見から糖尿病が存在する場合は骨芽細胞機能低下しており易骨折性の改善にはミノドロン酸(リカルボン® ボノテオ®)有効であり、最新のデータではビスフォスフォネート注射製剤のイバンドロネート(ボンビバ®)が大腿骨増加させるのでは??との報告があるとの事。新規発売のゾレドロネート(リクラスト®)は1年に1回投与で簡便性に長け大腿骨々折の予防に有効。エルデカルシトール(エディロール®)は皮質骨を増量させる可能性があり、高カルシウム血症に留意すればアルファカシドール(アルファロール®)よりも有効との事。
 
叉最強の骨吸収抑制剤でありますデノスマブ(プラリア®)を使用する場合の低カルシウム血症の対策としては併用薬である天然型VitD+Ca合剤(デノタス®)が2錠では無く6~7錠必要?であり、又アルファロール®+アスパラCa®/エディロール®+アスパラCa®の使用が有効との事。デノスマブ使用前にテリパラチド(フォルテオ® テリボン®)を半年使用しスイッチするだけでより効率的に骨密度の上昇と骨折率の改善に繋がると御話しされました。デノスマブは上述した骨粗鬆症に大変重要な亜鉛の吸収を亢進させる働きがあり、骨質の改善にも作用があるとわかってきました。その他まだまだありますが、書き切れないのでこの辺で終了いたします<(_ _)>。

私が座長を務めました一般演題では新進気鋭の淀川キリスト教病院 リウマチセンター副医長の安野翔平先生から御講演頂きました。


講演内容を是非掲載したかったのですがブログの掲載量に限界があり、http://www.touei-clinic.jp/app/Blogarticleview/index/ArticleId/269をご参照下さい(^_^;)。
 
10月8日に市民公開講座として骨粗鬆症についての講演依頼を頂きましたので、是非中村幸男先生の『ゆるスクワット』『かかと落とし』体操を宣伝して参ります(^_^)/。

2018-09-07 15:50:00

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