医療法人 東永内科リウマチ科

大阪市東淀川区の 内科,リウマチ科(リウマチ,膠原病,骨粗鬆症)
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トップページ»  とうえいブログ»  講演・学会発表関連»  ...第12回リウマチ手足外科研究会に口演発表して参りました。

...第12回リウマチ手足外科研究会に口演発表して参りました。

...第12回リウマチ手足外科研究会に口演発表して参りました。

2月23日(土)の外来はさほど混雑無く、診察終了後は臨時関節エコーと残存関節炎を来していた患者さんにエコーガイド下での局所注射を行い外来終了は午後2時過ぎでありました。今回の会は午後4時~で十分余裕がありスライドチェックした後に会場に向かいました。
  
今回は昨年11月に第7回関西関節エコーエキスパートサミットで発表した内容http://www.touei-clinic.jp/app/Blogarticleview/index/ArticleId/469に更に症例を増やし、また歩行困難な症例にアキレス腱付着部炎に対して踵骨滑液包にステロイドを局所注射を施行した後に治療評価を報告しました。
  
今回追加した2例は今までに踵の痛み無く、症状が出現し関節エコーにて精査した時点でアキレス腱に一致した炎症残存を認めるも既に踵骨の骨ビラン骨破壊が見られ、一方で踵骨に隣接している踵骨滑液包内に炎症シグナルが認めらなかった。又文献上は早期の関節リウマチのアキレス腱付着部炎の多くはアキレス腱の炎症シグナルは無く、先行して滑液包内に炎症シグナルが認められると報告。
   
文献的にはアキレス腱の症状を有する74症例の内踵骨滑液包に炎症シグナルが認めらる群と認められない群では有意に認めらる群が関節罹病期間が短かった事より、早期の段階で炎症シグナルを有する踵骨滑液包炎を関節エコーで発見し治療介入が重要ではないかと報告致しました。
  
歩行困難なアキレス腱付着部炎はSpA(血清陰性型脊椎関節炎)にしばしば発症し抗リウマチ薬の効果が関節リウマチに比して不十分の事が多い事からSpAのアキレス腱付着部炎に対してエコーガイド下にてステロイドが局注が著効する文献を紹介し、当院の歩行障害の関節リウマチ6例の治療効果と評価を紹介しました。
    
文献の結果と同様、短期間で著効し歩行機能の改善 疼痛の緩和 炎症シグナルの消失 アキレス腱肥厚の改善 踵骨滑液包のサイズの縮小等 有意に改善したことも報告しました。文献の報告でもアキレス腱付着部炎に対するステロイド局所注射に於いては穿刺部位の誤りにてアキレス腱断裂という恐ろしい合併症が存在する事が指摘されていました。
   
経験を有する専門医が関節エコーを施行し穿刺部位の精度を高める事が大変重要であると結論付けており、当院の6症例ともに腱断裂等の大きな副作用や合併症は認めず、経過が大変良好である事を報告。発表後は反響があったのか?私の解剖学や整形外科的な知識の貧弱さが露呈?(-_-;)されたか、多くの御質問を頂きました(^_^;)。文献では有症候性で早期RA状態で踵骨滑液包炎が存在したが、当院のEstablish RA+骨糜爛症例がRA初期は無症状でありながら何故骨糜爛に至ったのか?
  
アキレス腱付着部炎 アキレス腱炎 踵骨滑液包炎 アキレス腱周囲炎等の関節エコーを用いた整形外科的な鑑別は?エコー以外のレントゲン等で踵骨の骨糜爛を判別できないのか?等々の質問に十分なお答えができず、マダマダ知識 経験 勉強不足を痛感致しました(T_T)。今後も症例を更に増やししっかり最新の知見を加えて臨床研究を続けて参ります。色々と御質問と御教示頂きました先生方 誠にありがとうございます<(_ _)>。

2019-03-01 07:58:00

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