医療法人 東永内科リウマチ科

大阪市東淀川区の 内科,リウマチ科(リウマチ,膠原病,骨粗鬆症)
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...関節エコーの最新の話題と当院のエコー診療について(後編)

...関節エコーの最新の話題と当院のエコー診療について(後編)

早期発見 早期治療介入抗リウマチ薬が少量で済む様なミニ怪獣で留める可能性があり…この非特異的症状期最新の知見を以って関節エコーで孵化したての怪獣を捕まえます!?とかなり大袈裟なフレーズで終了した前編からの続できありますが…
 
レントゲン撮影や血液検査では解らない非特異的症状(はっきりしない関節症状)を訴えている150名の患者さんを143週(約3年間)経過観察していたところ30名が関節リウマチを発症どの様な患者さんがリウマチに移行?したか年齢 性差 家族歴 喫煙歴や初発症状の関節部位、血液学的な炎症マーカー RF 抗CCP抗体、画像検査としてMRI検査を用いて変量解析を行い検討した論文です。
 
発症に於いては年齢 性差 強張り時間 喫煙歴 関節の痛みの個数には有意差は認めず単変量解析では小関節+大関節症状自己抗体陽性に、炎症マーカー上昇に有意差を認めました。またMRI所見でも関節周囲の軟部組織を含めた何らかの炎症所見(骨間筋や関節周囲の炎症所見)も有意な関節リウマチへ進展するリスク因子として報告されました。多変量解析で最も特異的に有意性が高かったのがMRI腱鞘滑膜炎で、日常リウマチ診療に於いて『非特異的症状期』にしばしば腱鞘滑膜炎(成長した怪獣がウロウロしている所見)関節エコーで観察されます。
 
特に手首の尺側手根伸筋腱手指屈側の腱鞘に滑膜炎を認められる事が多く、高額で頻用性の低いMRIと比して低額で頻用性の高い関節エコーでこられの成長した怪獣(炎症病変)を検出早期診断早期治療が可能となります。また最新の文献では209名の関節症状を有する患者の内1年で31名がリウマチを発症。発症した患者の炎症部位炎症関節の個数とのリスク因子を解析した結果…関節周囲の炎症の中でも手背の付け根の(MCP関節)の伸筋腱に炎症を認める場合に強い恐竜出現(リウマチ発症)の独立した危険因子である可能性を報告。先程の関節周囲の炎症性変化が数か所+MCPの伸筋腱の炎症を有する場合は80%と高率に関節リウマチに移行する事を報告。当院では、これらの所見が見られればトリアムシノロンアセトニドの局注を行い、全体の病状評価の上 抗リウマチ薬のリスクとベネフィットを十分勘案した上で治療を開始しております。
 
無症候性でも抗CCP抗体が高力価であれば、70%弱が近い将来関節リウマチを発症するとされていますが。上記の最新の論文では419名の抗CCP抗体高値の無症状患者の内1年で41名が関節リウマチを発症。どの様な関節所見を有する患者が関節リウマチへ移行し、進行するリスク因子は何か?関節エコーを用いて検証した論文が発表れました。前述の150名のリウマチ発症とMRIの炎症所見を関連性を解析した論文では有意差が出なかった『喫煙歴』が本論文では有意に関節リウマチの発症率上昇当院に於いても無症状の抗CCP抗体陽性者に関節エコーを施行しますと既に骨糜爛(怪獣の炎で骨に穴凹)が認められることはしばしばあります…
 
この論文では『関節リウマチの進行のリスク因子』として手指関節の骨糜爛変化よりも、足趾特に5趾(小指)のMTP関節の糜爛が重要と報告。①骨糜爛2箇所以上 ②抗CCP抗体やリウマチ因子の高力価+糜爛関節1ヵ所  ③5MTP関節の骨糜爛所見+滑膜炎(炎症シグナル)の併存…これらリスクの高い3つの条件を比べても…抗体価や罹患関節数に関係なく、③5MTP関節の炎症シグナルを有する骨糜爛だけで最も関節リウマチ進行率が高かった(◎_◎;)と報告。無症候性でも5MTP関節病変はリウマチ発症後の重症化の独立したリスク因子であると報告しております
 
上記は当院の患者さん例ですが、抗CCP抗体の高値を指摘され無症状で当院へ来院されましたが、足の小指の外見には腫れも変形も無いものの第5足趾関節にエコーを当てますと既に骨糜爛変化(◎_◎;)が生じており(糜爛性変化⇒左上の画像、正常画像⇒右下の画像)ました。少しだけ火を噴くチビ怪獣(僅かながら炎症シグナル)を認められましたが、チビ怪獣が火を噴き炎が骨表面に接すると骨破壊が進行し、当然ながらチビ怪獣でも頭数が増えるとより骨破壊が進行(上記の世界的関節エコーの権威でありますグラッシー先生談)します。
 
今回の最新の論文での関節エコーを用いた有用性が報告されましたが、リウマチ診療に於いて関節エコー検査を導入する事でリウマチの早期診断と早期治療介入に有用であると報告されている論文は数多く存在しており、今後も関節エコーの重要性はより増してくると考えております。

今後も最新の論文を取り入れ、僅かな関節周囲や伸筋腱の炎症性変化、手背だけではなく手掌屈側部の腱鞘滑膜炎の存在を(ミニ怪獣の存在)を見逃さないより質の高い関節エコー診療を今後もしっかりと行って参ります<(_ _)>。

2020-10-19 08:17:00

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