医療法人 東永内科リウマチ科

大阪市東淀川区の 内科,リウマチ科(リウマチ,膠原病,骨粗鬆症)
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...関節リウマチエキスパート?ミーティングに行って参りました

...関節リウマチエキスパート?ミーティングに行って参りました

トファシチニブ(商品名ゼルヤンツ®)の使用経験のあるエキスパート?のリウマチ専門医の勉強会に行って参りました。大病院の博学多才の先生ばかりの会とお聞きし浅学の私には不相応な会?かと思われました。折角エキスパート(疑)として御呼び頂いたので行って参りました。

  分子生物学に大変お詳しい河島先生の特別講演    会場のサウスタワーホテル南海

会場は小会議室で楕円形テーブルでの対面式の勉強会。IL-6発見の発祥地大阪大学病院の前教授(現名誉教授)先生や大阪市大病院の教授先生等のリウマチ学会の重鎮の先生方ばかり...。大病院の若手先生2名と私くらいの中堅先生が3名、重鎮先生が4名と10名に満たない会で場違いか(-_-;)...と思われました。

河島先生のお話はガラパゴス諸島の話を交えて大変面白く生物学製剤が何故効かなくなるか、複雑なサイトカインネットワークの中でどのようなパスウェイを通して治療効果が減弱増強するかJAK1.JAK2.JAK3の特性等大変勉強になりました。またTNF-αと関係が深いIL-12.IL-17も、生物学製剤(TNF阻害剤)が効かない症例に限ってIL-17の血中濃度が上昇する等、大変興味ある最近のジャーナルも多数御教示頂きました。

会議室はまさしくこんな感じでした。重鎮の大学病院教授を目の前で、おまけにマニアックな分子生物学の話には置いて行かれそうになりましたが何とかついて行きました。基礎医学の後は臨床の現場でのトファシチニブの適応例についてのディスカッションとなり折角のRAエキスパート『ミーティング』等で何も話さない訳にはいかないので、私が経験したトファシチニブの投与症例 今後使用する予定の症例 発がん性を少しでも低下させる為の投与前のスクリーニング検診の一元化の在り方について発言させて頂きました。
    
トファシチニブ使用者の発がん危険リスクは、一般健常者のガン危険度を1.0とすると1.28で、海外データ(1.04)と比較して高い数字になっています。しかし、このデータは外国人に大変多い皮膚ガンが含まれておらず、これらに皮膚ガン(特に悪性黒色腫)も含めますと危険度1.20とほぼ同じ結果でありました。
Cancer risk in patients with rheumatoid arthritis treated with anti-tumor necrosis factor alpha therapies: does the risk change with the time since start of treatment? Arthritis Rheum. 2009 Nov;60(11):3180-9. doi: 10.1002/art.24941(右記グラフは私見的にまとめたデータで当院の関節リウマチの『最新のトピックス』にも詳細内容を掲載しております。)
http://www.touei-clinic.jp/original30.html(←こちらからもアクセス可)

会の終了後に座長の大阪市大教授の稲葉先生、講師の後藤先生から態々御挨拶と御名刺を頂き恐縮しきりでした。難波までは遠かったですが大変有意義な会でした。トファシチニブが少しでも安全に効果的に広く使用されることを期待します。

2016-01-22 23:43:00

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