医療法人 東永内科リウマチ科

大阪市東淀川区の 内科,リウマチ科(リウマチ,膠原病,骨粗鬆症)
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...3月9日富山県に出張講演をして参りました(後編)。

...3月9日富山県に出張講演をして参りました(後編)。

10年目を迎えました『当院の関節注射の今後の展望と課題患者さんの心の声から ケブザラ+局注併用療法まで~』の講演の後半は患者さんの心の声として当院で2023年6月~8月の間に行った『トリアムシノロンアセトニドの関節内注射 腱鞘内注射に対するアンケート』の解析結果を報告いたしました。 
 
完全無記名10項目のアンケートにお答え頂きました。111名の方に御回答を頂き 内訳として性別は女性 バイオ製剤使用 年齢40~50歳代、治療歴10年以上の方が多く見られました。
 
各質問項目選択肢を5つに分けてその中からチョイス頂き、その他自由意見としてコメントがございましたら記載いただく様お願いしました。
 
Q1として『関節注射の効果はいかがでしたか?』に対し大変満足と満足が99%を占めておりました(◎_◎;)予想外の満足度99%は大変驚きましたが、多くの患者さんに満足頂いている事が解り、大変嬉しい(^O^)/限りでありました。
 
Q2では『関節注射後 日常生活は改善しましたか?』に対し大きく改善した+改善した併せてこちらも99%を占めておりました(◎_◎;)。Q3:『関節注射後の他の関節の病状はいかがしたか?』に対し大変良くなった+良くなったが80%を占め…
 
Q4『関節注射を機会に関節リウマチの全体の病状は改善しましたか?大変良くなった+良くなったが85%に至り、Q5『関節注射の適応がある場合はもう一度注射を希望されますか?』に対し是非希望+希望が93%に至りました。希望されない方が3名程おられその理由として効果が無かった方が2名 注射時の痛みが強かった方が1名でありました。『効果無』の方は何れも罹患歴10年以上から既存の変形+新規の炎症の合併関節炎に対し局注行い新規の炎症の痛みが改善しても既存の変形に由る痛みが残存し改善しなかった可能性が推察されました。
 
Q7『痛みを伴う関節炎が出現し 血液検査が正常な場合の治療は何を希望されますか?』に対し関節注射希望がほぼ90%に至り、抗リウマチ薬の増量経口ステロイド副作用が勝る可能性から関節注射を希望されることが多いと推察されました。Q8『痛みの無い関節炎でも変形のリスクが高い場合(PD強陽性)の治療は何を希望されますか?』 に対し関節注射希望は67%にとどまり(早期関節リウマチ⇒発症2年以内ではメトトレキサート+関節注射群vs生物学製剤導入群と同様の関節破壊抑止効果が得られた報告有)、治療強化希望の方が28%を占めました。
 
当院にて2015年から行っております、神戸克明先生考案のK-Method療法 Q9『生物学製剤使用中の方で 生物学製剤と関節注射の同時治療について』大変効果あり+効果ありが90%を占めており、更に年齢別罹患年数別に解析しますと…。
 
年齢層関節リウマチの罹病期間に関係なく『大きく改善+改善』が80%前後に見られ、やはりK-Methodの有効性が『患者さんの心の声』からも示唆されました。最後の質問のQ10『関節注射を他の関節リウマチ患者さんに勧めたいですか?』に対し是非勧めたい+勧めたいが94%と大変高い結果となりました。 
 
自由意見として『関節注射のまでの待ち時間が長い』 可逆的であっても『皮膚白斑や脂肪萎縮が心配』の意見を頂きました。また『痛みから解放され感謝』『仕事を辞めずに済んでよかった』等の御意見に加え、予想以上に『関節注射が出来る病院と医師がもっと増えて欲しい』という意見が数多く見られ、聴講頂いている先生方に関節注射を頑張って行っていただく様お願い致しました。
  
また当院にて高疾患活動性関節リウマチの患者様に対し多数投与しております、IL-6製剤のケブザラの最新の文献も紹介。本邦の大規模臨床試験において治療効果の持続的な安定性に加えて悪性腫瘍の合併が全く見られ無かったという安全性が報告されており、またメトトレキサート(MTX)併用 非併用でも治療効果は変わらず
  
腎機能や肺障害でMTXが使用できない高齢高疾患活動性リウマチ患者さんや悪性腫瘍の既往の患者さんに対し当院では(各主治医の先生方と連携の上)ケブザラを多用しており良好な治療効果が得られているとお話致しました。まとめとして関節注射に対する患者さんの満足度は全般に高く関節注射に由り痛みから解放され日常生活が大きく改善就労の継続が可能となった等 患者さんから多くの感謝の声を頂くも関節注射ができる医療機関と医師が増えて欲しいという訴求に応えて頂きたいとお願いし…
  
またサリルマブの有効性 安全性が多数の文献で報告されており、MTX併用不可+高疾患活動性EORA~癌既往 LPD既往の関節リウマチ患者まで幅広くSARの効果が見られた事を報告し講演時間ピッタリで終了しました<(_ _)>。当日はホテルに宿泊し翌日は朝イチで富山駅に向かいました。前日の雪はほぼ溶けており、時折青空も見られました。本会を企画頂きました篠田晃一郎先生とメーカー様に深く深く感謝申し上げます<(_ _)>

2024-04-21 19:09:00

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