医療法人 東永内科リウマチ科

大阪市東淀川区の 内科,リウマチ科(リウマチ,膠原病,骨粗鬆症)
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...乙訓医師会共催講演会にて講演して参りました。(前編)

...乙訓医師会共催講演会にて講演して参りました。(前編)

   前編 

9月28日(土)に京都経済センターにて開催されました乙訓医師会共催講演会二次性骨折予防の地域連携を考える会~にて講演して参りました。当日も外来診療が押しに押して、外来終了後 上新庄駅までダッシュし京都河原町行に乗り込み…
  
阪急烏丸駅⇒会場到着が講演開始前20分(-_-;)でありました。到着後は短時間の打ち合わせの後 すぐに講演が始まり『内科クリニックにおける骨粗鬆症の治療薬と選択の位置付け~原発性骨粗鬆症を中心に~』について講演いたしました。
  
冒頭は当院の紹介済生会吹田病院淀川キリスト教病院との骨粗鬆症連携システムについて紹介し、現在高齢者はドンドン増えておりますが超高齢者の多くが骨粗鬆症に因る骨折寝たきりや車イス状態であり大腿骨々折患者数が本邦に於いて増加の一途を辿る状況から、医院においても骨粗鬆症性の予防診療は急務であるとお話しました。
  
また骨粗鬆症は高血圧症糖尿病等の疾患と比して服用継続率が大変低く、治療を開始する前に患者さんに易骨折性の病状と様々な骨粗鬆症治療薬の中でどの薬剤を選択し、逐次的継続した治療が必要である事を十分に説明する事が重要と御話しました。
  
逐次的治療野球に例えますと漫然と同じ薬剤(投手)を継続(連投)しておりますと、高血圧症や脂質異常症等の薬剤の様に長期安定的な効果は見られず、効果減弱薬剤の蓄積に由る副作用が出現する事を御話し致しました。先発投手としてSERM(女性ホルモン受容体作動薬)かBP(ビスフォスフォネート)製剤の使い分けについてもお話しました。
  
先発投手の投球(与)回数(年数)過多⇒投手(薬)交代(治療変更)の目安として、骨密度検査が重要であり手指の中手骨や前腕骨の骨密度では誤差(過小評価 過大評価)が出る可能性があり日本骨粗鬆症学会では腰椎大腿骨近位部 頚部でのDXA法に由る評価推奨しています。骨密度に加えて胸腰椎X線に由る骨形態の変化の評価も大変重要であり…
  
評価法としては簡易的なSQ法を紹介 胸腰椎X線像において-4mmの椎体高の減少を認めた場合は新規椎体骨折(既存の病変の場合は既存骨折の進行)と判断し(J Bone Miner Metab. 2004;22(2):104-10.)早期に治療薬(投手)の変更(交代)する必要性について御話しました。先発投手SERM⇒中継ぎ投手BP剤と継投なった場合、多くのBP剤からどの薬剤(投手)を起用するか…
  
各薬剤の作用部位(腰椎有意か大腿骨と両方に働くか)、代謝経路(経口か経静脈か)治療間隔(週1・月1・年1)を勘案しそれぞれの患者さんの病態に併せてBP剤を選択する事が重要であるとお話しました。またBP剤を不必要に長期(10年以上)服用しますと骨吸収作用の過剰な抑制に由り非定型大腿骨々折顎骨壊死のリスクが上昇する危険性についても説明致しました。
   
またBP剤服用中骨折が見られた場合、軽症服用期間が短ければ同剤を継続するか変更するかの目安⇒DXA法に由る腰椎大腿骨の骨密度-2.5SD以下の低骨密度状態でX線上早期にグレード進行が見られる場合や-3.3SD以下で短期間で骨密度が低下する場合は即時投薬(投手)交代が必要であり、また未治療初診の時点で重症骨粗鬆症⇒骨密度がー3.3SDかグレード3の椎体が1か所、グレード2の椎体が2か所の場合は…
  
BP剤の骨密度の増加効果が緩徐である事から副甲状腺ホルモン剤⇒テリパラチド テリパラチド酢酸塩 新薬でありますアバラパラチド 抗スクレロスチン抗体(ロモソズマブ)積極的先発投手と使用するべきと御話しました。中継ぎ投手として代表格とされるのが従来の副甲状腺ホルモン剤であります週1又は週2回投与のテリパラチド毎日少量を皮下注するテリパラチド酢酸塩の2種類あり…
  
週1(又は週2)テリパラチドは1年半、毎日テリパラチド酢酸塩は2年施行する事が重症脊椎圧迫骨折が100%抑制でき骨折後の除痛効果も有する優れもの薬剤であり安全性も比較的高い薬剤ですが、骨粗鬆症治療ガイドライン上は大腿骨の骨密度の増加は(論文で増加する報告もありますが)認められないと表記されております。そこで新薬であります副甲状腺ホルモン受容体製剤でありますアバラパラチドは…後編に続く

2024-10-21 18:54:00

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