当院の専門外来 |
関節リウマチ外来のご案内 |
日本リウマチ学会専門医 指導医による4つのポイントを重視した関節リウマチの 専門診療を行っております。 |
土曜午前9:00-午後3:00関節 リウマチ専門外来のご案内 |
平日お忙しい患者様を対象とした関節リウマチに特化しました土曜専門外来です! |
骨粗鬆症専門外来のご案内 |
日本骨粗鬆症学会認定医による骨粗鬆症 リウマチ性疾患の骨折予防の為の専門外来を行っています! |
関節エコー外来のご案内 |
リウマチは早期診断、早期治療、早期寛解が大変重要です!!正確な早期診断の為、専門外来を診療中です! |
診療についてのご案内 |
関節リウマチ、膠原病 |
関節リウマチ、膠原病に関するご案内 |
内科 |
当院の内科診療に関するご案内 |
骨粗鬆症、抗加齢医学 |
骨粗鬆症、抗加齢医学に関するご案内 |
骨粗鬆症の2015年版 新ガイドラインが公表されました!!
日本骨粗鬆症学会から2015年7月に「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン」の2015年改訂版が公表されました。 前回のガイドライン発表の2011年から4年経っての大幅改訂となりました。今回の改訂の目玉は、前回のガイドライン以降に発売された治療薬がどのような位置づけとして評価されたかというものです。前回のガイドライン以降に発売された治療薬は、ビスホスホネート薬の注射薬ボンビバ®、副甲状腺ホルモン薬のテリボン®、抗RANKL抗体薬のプラリア®です。2011年版では骨密度や各骨折に対しての治療薬の推奨度をA~Dで分類していましたが、2015年版では改められ、骨密度上昇効果と骨折発生抑制効果に関して治療薬の有効性をA~Cの3段階で評価しています。推奨度ではなく、薬剤に関する有効性の評価に変わりました。
★当院の採用薬
赤文字は2015年ガイドラインに追加された新規薬剤
当院不採用の女性ホルモン剤は、更年期障害として婦人科専門医によるホルモン補充療法として適正に使用されるのは心配無いのですが、骨密度上昇と骨折予防の観点からは乳がん、子宮がん、血栓症のリスクが上回る可能性が高い事から、当院では使用しておりません。またカルシトニンは骨折後の疼痛改善には効果がありますが、筋肉注射である事と、予防効果が勝る薬剤が多く存在する為当院では処方をしておりません。
2011年と同様、2015年版でもビスホスホネート剤(当院採用 ボナロン® ベネット® ボンビバ®)
抗RANKL抗体薬(当院採用 プラリア® )、副甲状腺ホルモン剤(当院採用 フォルテオ®)が大変治療効果に優れ、SERM(当院採用 ビビアント® )や活性型ビタミンD製剤(当院採用 エディロール® アルファカシドール®)もそれに続いて有用な薬剤です。ビタミンKも骨質改善有効です。
治療に痛みや副作用等の負担が無く、安全で有効性の高い治療を選択し、それぞれの患者様に応じた、テーラーメードの治療を行っております。
当院で多く使用しております抗RANKL抗体薬(デノスマブ 商品名プラリア® )の効能につきましては、フリーページの『骨粗鬆症のお話その3』に詳しく掲載しています。
骨粗しょう症:紅茶で予防 大阪大のグループ発表 苦み成分、骨破壊抑える
紅茶の苦み成分のポリフェノールに骨の破壊を抑える効果があることが分かったと、大阪大のグループが発表した。骨粗しょう症を予防する薬になる可能性があるという。米科学誌ネイチャー・メディシン電子版に掲載されました。骨の内部では骨を作る「骨芽細胞」と、壊す「破骨細胞」が働く。破骨細胞の働きが異常に活発になるなどバランスが崩れると、骨がもろくなると骨粗しょう症を発症する。
大阪大学の西川恵三先生(免疫学)らは、骨髄で破骨細胞が作られる際にSAMという物質を突き止めました。さらに、SAMと一緒に働く酵素が、紅茶の苦み成分のポリフェノール「テアフラビン」により邪魔される事も発見。人工的に骨量が3分の1の骨粗鬆症にしたマウスに3週間テアフラビンを計7回注射すると、破骨細胞が減り、骨の量が2倍に回復したと報告。
マウスに投与数する、テアフラビン計7回の注射量を、人間の紅茶量に換算しますと・・・・1日に15杯の紅茶の摂取が必要となります。しかし、紅茶を1日に何杯か飲むだけでも「テアフラビン」を摂取出来ますので、骨粗しょう症の予防効果は期待出来ると言えます。
紅茶1日15杯飲むのは難しいので、西川先生は「紅茶に多く含まれるテアフラビンをサプリメントなどにして摂取すれば、骨粗しょう症を予防できる可能性がある」と話しておられました。