医療法人 東永内科リウマチ科

大阪市東淀川区の 内科,リウマチ科(リウマチ,膠原病,骨粗鬆症)
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脳卒中の最新の話題


脳卒中の最新の話題


2015年9月27日に札幌で講演されたお話です。

脳卒中患者さんを1999年~2013年までの95,844人解析したところ
1位は脳梗塞で76%
2位は脳出血18.5%
3位が意外にクモ膜下出血5.5%でした

脳梗塞で一番多いのが
高血圧症、糖尿病、脂質異常症、喫煙に関係が深いアテローム血栓性脳梗塞が33.2%
症状が乏しく検診で見つかったり、増えると麻痺や認知症を起こすラクナ梗塞が31.2%
心房細動が主で、心臓から血栓が飛び大きな梗塞を起こす心原性脳梗塞が27.7%
血圧の管理が充実し、ラクナ梗塞は減少しておりますが、高齢化に伴い心房細動患者が増加している為、心原性梗塞が増加しつつあります。

脳梗塞の5人に1人が通院不能や寝たきりに!
脳梗塞の4人に1人が血圧やサラサラ薬を自己中断!
脳梗塞の3人に1人が生活に支障を来す後遺症!

予防は・・・まず血圧管理
2014年のガイドラインでは慢性期の脳梗塞患者⇒140/90mmHg未満
ラクナ梗塞患者と、脳動脈硬化症(脳の太い動脈狭窄が50%以下)軽症⇒130/80未満

血糖管理
こちらは血糖、HbA1Cが低いにこした事は無いが、明確な目標値は明らかにされておらず科学的に安全域が証明されていない

脂質(LDL値)管理
こちらは昔高い方が脳梗塞になり難いといわれてきましたが、アテローム梗塞はやはりLDLコレステロールが高いとリスクが上昇。動脈硬化学会のガイドラインと同じくLDL140未満が目標。家族歴や糖尿病、高血圧があれば120未満、狭心症があれば100未満に。スタチン製剤にEPA(お魚の油)製剤の併用も有用とされています。

(1)年齢男性45歳以上 女性55歳以上 
(2)高血圧 
(3)糖尿病 
(4)喫煙 
(5)心臓病の家族歴 
(6)低善玉コレステロール 
(7)他の動脈硬化症(脳、血管、腎臓)

  危険因子 目標LDL
低リスク 0 160未満
中リスク 1~2 140未満
高リスク 3以上か糖尿病 120未満
最高リスク 心臓病の既往 100未満

その他に肥満、喫煙、腎機能も脳梗塞のリスクに影響します。適度なダイエットと禁煙が重要と言えます。

一度発症した場合でも抗血小板剤(血液サラサラ薬)を用いた予防治療薬が多く存在します。又心房細動が年齢と共に増加し、最近増えてきました心臓原性の脳梗塞に対しては古くからワーファリンが使用されています。しかし細かい薬の管理、内服量の調整、定期的な血液のモニター検査(サラサラ指数検査)、薬効減弱から納豆を含めたビタミンKの摂取制限の必要がありました。これらに対して治療効果が同等かそれ以上で、上記のような細かい管理の要らない新薬(通称NOAC)が続々と登場しております。しかし最大の予防治療は薬物治療ではなく、食事運動療法を含めた良質な生活習慣の実践と言えるでしょう。