医療法人 東永内科リウマチ科

大阪市東淀川区の 内科,リウマチ科(リウマチ,膠原病,骨粗鬆症)
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100歳以上生きるには?


100歳以上生きるには?


今回のテーマは100歳を超えても元気で居続ける為にはどうすれば良いのでしょうか?100歳以上(通称百寿者)の人達はどういう人なのでしょうか?百寿者を解析する事で長生きのヒントを御紹介致します。(参考文献:長寿を握る百寿者解析 慶応義塾大学医学部 新井康通)

高齢化社会から超高齢化社会へと移行していく現在、90歳以上に限っても、2010年で300万人以上と言われ京都府の総人口に匹敵します。また、超高齢である100歳以上の割合は年々増加傾向にあり2010年以降4万人を超えました!!

(↓きんさん ぎんさん↓)

東京在住の515人の100歳以上の方に対して訪問調査とアンケート調査を行いました。

①男女を比べると、やはり女性の100寿者が多く男性の4倍以上を占めます。
②住居では、家族と同居している人が多く、家庭環境が重要と言えます。

身体機能の男女比較

100寿者は女性に多いですが生活自立者は男性の方が多く、男性は特に筋肉量や骨量を維持できている人が多いのが理由と考えられています。男女とも、活動的な人程、100歳超えても生活自立者が多いと言えます。

飲酒率と喫煙率の男女100歳と70歳との比較

飲酒率喫煙率



酒は100薬の長と言われますが、飲み過ぎは注意!タバコは100害あって一利なしと言え、100寿者では喫煙者が少ないと言えます。

糖尿病、肥満率100歳と70歳との比較100寿者のLDL値の比率

100寿者の糖尿病患者さんは少なく、肥満者(BMI・・体重÷身長÷身長・・25以上)の率も少ないと言えます。又LDLコレステロールは百寿者では高い目の傾向となりました。肥満率が高いと、変形性膝関節症、股関節症、腰椎症になり易く、生活機能の低下に繋がります。又、前回の院内報VOL11の通りLDLが高い目の方が長寿の傾向にある様です。

――百寿者の性格分析(100歳まで生きる為の性格分析)――

①活動的で社交性が高く、意思が強く、依存心が少ない女性。
②体調の変化に気づき早めに医者に行き、人に頼らず依存心の少ない男性。
③男女共に自分の人生は正しいと、肯定的、楽観的に考えられる人。

今回のまとめ

元気に100歳まで生きる五ヶ条

其の一、なるべく家族と同居しましょう
其の二、お酒は1合タバコは吸わない
其の三、毎日歩いて骨太と筋肉を貯筋 
其の四、痩せすぎず太り過ぎず
其の五、自分の人生悔やまず肯定的に

皆さん元気な百歳も夢ではありません。

東永内科リウマチ科