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C型肝炎ウイルスの最新治療
現在のC型慢性肝炎の推定患者数は150万人 肝癌はガン総数全体の4位の位置付けです。
その半分以上が70歳以上の患者さん。これまでインターフェロンが主流であったが、無効例や鬱病、全身倦怠感などの副作用から高齢者は治療が難しかった。
中々ウイルスの遺伝子(ゲノム)長すぎる為細かい遺伝子配列が判明せず、最近になりすべての遺伝子解析が行われた結果、ウイルスの増殖に繋がる遺伝子領域が判明し、創薬が一気に加速しました。ウイルスの増殖を妨げる
①プロテアーゼ阻害薬 第一世代 テラプレビル⇒副作用多し 第2世代 シメプレビル、バニプレビル、アスナプレビル)これらにリバビリンとインターフェロン併用で90%前後の駆除率を発揮
②NA5A阻害薬(ダクラタスビル、レディパスビル)
③ポリメラーゼ阻害薬(ソフォスブビル)
これら新薬が続けて誕生し、併用治療をすることで、ウイルスの駆除率が格段に上昇。これまで耐性ウイルスで15~20%の治療奏効率がなんと90~100%近いウイルス駆除率を発揮。
ウイルスの耐性株も含めた遺伝子多型も判明し治療効果が上がらない原因も判明。耐性遺伝子を持ったウイルスに対しても新薬が登場し、これまで効果がなかった高齢、高ウイルス量、ウイルスⅠ形、IL-28β遺伝子保持者、肝硬変(代償性肝硬変に限る)患者さんにも使用できるようになりました。
今年4月に登場した新薬のソフォスブビルに以前から使用されておりましたリバビリン併用治療にて97.6%もウイルス除去が可能となりました
難敵Ⅰ型ウイルスでウイルス感染量が多い場合は、旧来のインターフェロン治療では全く歯がたたなかったのが、こちらも新薬のソフォスブビル、レディパスビル併用にて100%駆除可能となりました。
しかしウイルスが駆除できても、高齢、男性、肝線維化(LC)、アルコール、脂肪肝患者は発がんリスクが残存。年率0.9%~4.2%と幅は広いが発がん率は残存する為、引き続きフォローは必要と言われています。
年齢の上限も無い事から、副作用として全身倦怠感や消化器症状は存在するも80歳でも90歳でも体力があれば治療可能となりました。
当院は現在肝炎治療協力医療機関として申請中ですが、C型肝炎治療の基幹病院である済生会吹田病院(当院登録医)の消化器内科(肝臓内科)、と関西医大滝井病院の肝臓専門医に積極的に御紹介し、健康管理、副作用管理を当院に行い、病診連携を密に図っております。