医療法人 東永内科リウマチ科

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口腔、嚥下機能と加齢予防のお話 前編


口腔、嚥下機能と加齢予防


【前編】


今回のテーマは口腔、咽頭、喉頭とアンチエイジング・・・つまりは口とノドと老化予防のお話です。ご高齢の方の口の環境、咀嚼や嚥下機能と加齢との関係を『2回に渡り』解り易くご紹介致します。

前編は口腔とアンチエイジングのお話

(参考文献 日本抗加齢医学会雑誌 2011年Vol7 No,2)

口とノドは、味覚、咀嚼、唾液分泌、嚥下、発声などの機能を持つ大切な器官です。それと共にバイ菌の侵入に対する第一関門としての免疫器官でもあり、機能が低下すると肺炎を引き起こし生命にも影響を及ぼします。また歯の減少は咀嚼(噛む力)障害を引き起こし認知症にも繋がるとも言われます。予防法はどうすれば良いのでしょうか?

まずは『歯の本数』と認知機能のお話
75歳~98歳までの高齢者の『歯の本数』と認知症を発症する
危険率12年間追跡調査する報告が発表されました。

自分の歯の本数が多いに越した事はありませんが、大事な事は『良く、たくさん噛める環境を作る事が重要』と結論付けしています。

次に『噛む事』と認知機能のお話
65歳~76歳1,056人にチューインガムを噛ませるグループとそうでないグループに分けて記憶力テスト実施、またガムを噛みながら脳を調べると!?


短期間でガムを噛むグループの方が記憶テスト正解率は高い!!


★ガム噛んでいる状態で脳の精密検査をしてみると★

一時的にガムを噛む事で、記憶力が上がるだけでなく、記憶中枢である『海馬』血流増加がMRIの脳画像検査ではっきり変化が認められました。

噛む事そのものが短い時間でも脳に刺激を与え、脳神経の血流を回復させ、またストレスや病気の原因となる
①自律神経の異常
②体内ホルモンバランスの異常
③免疫系統異常

これらに対して、習慣的に長い期間、噛む事異常を抑制する事が明らかにされました。良く噛む人に胃潰瘍の患者さんが少ないのも有名な話です。

歯の本数や、噛むだけでは無く、食事の楽しめる口腔内の環境を整え食感五感を十分に楽しみ家族や友人と美味しく楽しく食事をする事が認知症予防に重要です。

口腔ケアとアンチエイジングのお話
先ほどのお話通り、食事の楽しむ為にも口腔内の環境を整える事が重要ですが口腔ケアの基本は、歯ブラシなどで口腔内を清掃し、できるだけ口腔内の細菌を減少させることです。ブラッシングの基本は、口腔内のプラーク(歯垢)や食物残渣を取り除くことですが、汚れが残りやすい部分を知っておく必要があります。

上記の様に歯の間、境目に歯垢が溜まり易く注意が必要です。

義歯を装着している場合は、義歯と歯の境目に歯垢が残りやすいので、義歯をはずしてブラッシングする必要があります。


歯科で定期的に受診するのも大事です。

(日本口腔保健協会:介護のための口腔保健マニュアル.医歯薬出版1996.より一部改変)


★口腔ケアを怠るとどうなるのでしょうか?★

虫歯は歯周病に因って自分の歯を失うだけでなく、肺炎を引き起こし易くなり生命にも関わってきます。高齢者施設に入所中の370人に対して2年間口腔ケアと肺炎予防の効果が調査されました。結果として、口腔ケアを行う事で肺炎発症が抑制される事が証明されています。やはり普段からの口腔環境を整える事が重要と言えます。

最後に味覚とアンチエイジングのお話
加齢と共に視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚いわゆる五感は低下していきますが、味覚は比較的に機能が低下するのは緩やかと言われています。味覚のセンサーである『味蕾(みらい)』と言うものが舌の後方部(ぶつぶつの部分)に沢山存在します。しかし年加齢と共に味蕾センサーは減少していき、高齢になると若年者に比して半数以下まで減少します。

↓↓ 味蕾(みらい)


この味蕾(みらい)センサーの減少により味覚が低下してしまい、旨味から、甘味、苦味、酸味などが分り難くなると言われています。これに加えて、①加齢性の唾液の減少②血圧の薬など常時服用する薬剤の影響さっきのお話の様に歯垢などの口の環境の悪化④精神的ストレス⑤味覚を統制する脳神経の老化⑥亜鉛などのミネラル不足・・・。これらが複雑に絡み合い味覚は低下すると言われ、高齢者の味覚障害の改善は難しく、一筋縄にはいきません。しかし、毎日の食生活を通し味覚、口腔の感覚を脳に伝える事で味のセンサーの回復が期待できると言われています。

 

★少しでも味覚を回復する方法と、今回の院内報のまとめ★

①朝、昼、夕と規則正しくバランスの良い食事を摂ること!
②ゆっくりと、良く噛み、良く感じ、良く味わうこと!
③しっかりと、口腔ケアを行い、口の環境を整えること!
家族や友人と美味しく楽しく食事をすること!
⑤認知症の予防は御口の中から始めましょう!